鉄論争。栄養療法している方は一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。


鉄は、特に女性や子供には重要ですよね。これから妊娠出産の話をしていく予定ですし、リクエストもあったので私の意見を書きたいと思いますにっこり


まず結論から、、、



私はヘム鉄です。



が、藤川先生の本にはキレート鉄一択!!と書かれていますよね。私も最初は本の通りナウフーズのキレート鉄を飲んでいました。半年くらいは飲んでいました。


でも、キレート鉄を飲み始めたら便秘になりまして、ビタミンCを多めに取ってもなかなか治らず。


まぁ私の場合、便秘といっても2日に1回くらいは出てましたが、それまで毎日快調だった私にはどうしても不快でした。便も固くなりますしね。←これが一番不快だったな。


ただ、便秘以外は気になることはなく、全体的に効果はすごく感じていたのでとりあえず続けていましたが、分子栄養学や栄養療法のことを調べるうちにキレート鉄の危険性を目にするようになりました。


鉄情報については、文章力がなく上手く書けないので、ここはちょっと箇条書きにします😅


・小腸は吸収する栄養素の量を調整する機能を持っている。その時々で必要なもの、少しでいいものをきちんと調整している。

・多くのミネラルは小腸からの吸収し調節して腎臓からの排泄によって体内のバランスを保っているが、鉄は吸収したあとの積極的な排泄する経路を持たない。

・キレートとはアミノ酸が両側からカニの爪のように金属を挟み込んだ形を言う。この形になっていると、腸の粘膜をどんどん通過し、体が鉄だと認識せずに取り込んでいる状態。取り込むというより、勝手に突き破っていくイメージ。ヘム鉄とは吸収される経路も違う。

・鉄は排泄機能がほとんど無いので過剰になりやすい。フェリチンの数値が上がったからといって摂取した鉄が有効に使われているかは別問題。

・鉄や貧血など、フェリチンだけでなくヘモグロビンの変化や他の項目も併せてきちんとした精査が必要。

・実際にきちんと血液検査をせず、自己流で何年もキレート鉄を飲み続けフェリチンが4000になって入院した方のブログを読んだ。

・藤川先生は本では書いていないが、ブログではフェリチンが150〜200になったら鉄はやめるか減らすと言っている。

・ポーリング博士は、常に多めの栄養素を経口摂取し、あとはゴッドハンドである腸の吸収に任せることが大切と言っていた。



これらの情報をもとに、一度ヘム鉄にしてみたところ、便秘が治り特に調子が悪くなることもなかったのでキレート鉄をやめました。


私は専門医にかかったことはないし、あくまで自己流だし、基本、年一回の健康診断の血液検査しかしないので、キレート鉄を自己判断で飲み続けるのはリスクがあるかなと考えました。


なにより、実際にヘム鉄を続けてみて体感が良かったのが一番です!便秘はもちろん、便が黒くなるのもなくなりました。溝口先生の本によると、ヘム鉄は腸がきちんと吸収量を調節してくれるので、黒くなるのは満たされてきて吸収されずに便に排泄されている証拠だとか。ヘム鉄で黒くなってきたら減らせばいいと。そこが加減するタイミングなようです。もちろん血液検査するのが一番だと思います。


今では、私も数日ヘム鉄を多めにとると便が黒くなるので分かります。そうやって自分の身体で感じて判断しています。


鉄に限らず、究極なところどの情報を信じるかって事になるんですけど、常に本当にそうかな?他に何か情報はないかな?と考えてみることも必要だと思います。私は栄養療法の話しをする時、必ず複数の本やブログを読むことをおすすめしています。


今の時代、情報リテラシーがとても大事だと思います。


私は藤川先生、溝口先生、三石先生、ブログを書いて下さっている方など、すべて参考にさせてもらっています。情報発信してくれることにとても感謝しています。


キレート鉄を否定もしません。


ただ一つ、キレート鉄を続けるなら最低でも年一回の血液検査は必要だと思います。(私は毎年健康診断の採血にオプションでフェリチンを追加しています。病院によりますが千円〜二千円で出来ると思います)


分子栄養学は深いです。だから面白いです!個体差あるし、体調によっても変わります。ある意味ゴールがないです(笑)だから1年、2年と続けていい時と悪い時を自分で体感して、自分データを集めていくことで理解が深まってくると思います。


ちょっと長くなってしまいました。。。

リアルでは深く話せる相手がいないので、ブログということでお許しを(笑)普段は洗脳されてるとか変な勧誘されるとか思われそうで、あまり栄養療法のこと話せないんですよね。



そんなわけで、


私は、ヘム鉄です。


みなさんもいろいろ試して、自分に合ったものを探してみてくださいねにっこり



ではではにっこり