
《お盆》祖霊祭 精霊迎え
伊勢神宮「神の計らい」サイトhttp://ameblo.jp/k-konnothalasso/entry-11906246178.htmlより引用
お盆は本来は神道の御霊祭りでした。
今は仏教の要素が強くなりましたが、元々は神仏習合で神道は表、仏教は裏のような形で役割を持っていました。今でも古社などには同じ境内に神社とお寺が一緒にあります。
それが明治維新に神仏分離令が発令され、神社とお寺の役割がハッキリ分けられ、日本人の意識の中で祖先を祀るのがお寺の役割になってしまいました。
本来は神道的な祖先神が自分の家に帰って来られる里帰りでした。
13日のお盆の入りに玄関先で迎え火を焚いたり、
盆提灯を灯す事によって祖霊を導くのは神道の考え方です。
13日の夜、祖霊が家に帰りますので、盆棚をつくりお迎えの準備をします。
なぜ仏壇に直接しないのかというと1年、2年と経る事によって霊の浄化が進むからです。
祖先供養する事で霊の浄化の手助けとなり、手助けするのが子孫です。
供養は祖先を意識する事、繋がっているという意識を持ち続けることが、その方にとって供養であり浄化の手助けとなります。
仏教でが供養といい 神道ではお祀(まつ)りするといいます。
「迎えは早く送りは遅く」といって夕方ごろに火を焚きます。
迎え火は「苧殻」(おがら。麻の茎を乾燥したもの)を燃やします。
苧殻は縄文時代から使われている大切な神事用品です。麻苧は神事の神籬や玉串、大幣に使われています。神社のお札には「◯◯神社大麻」とも書かれています。麻は古くから衣料に使われ神事に邪気を祓い神様を迎えるために焚かれます。
提灯に火を灯して精霊を家までご案内し、水を用意して置きその水で足を洗っていただいてから家に入っていただきます。
最後に盆棚に火を灯して水を供えます。
精霊馬はご先祖様の乗り物です。
馬で早く迎え、おかえりは牛でゆっくり帰っていただきたいと供え物の茄子やキュウリで作ります。
14 .15日と祖霊に対しお供えをし一緒にいただきます。
これは祖先が守ってくれた事によって今まで生かしていただいた事に感謝し、取れた野菜などを分かち合って一緒にいただくのが本来の形でした。
一緒に食べるので神人共食(しんじんきょうしょく)といいます。
一族が神様と一緒に食事をいただくので、各人の家でとれた立派な野菜などをもってきました。
これが日本のお中元のかたちとなりました。
16日も夕方送り火を焚き精霊を送ります。
精霊流し精霊を神道では黄泉の国に(仏教では補陀落)送ることで、海上他界を表し、京都の大文字焼きは山上他界を表しています。
青森のねぶた祭り、秋田の竿灯祭りは灯篭送り灯篭流しなどのお祭りです。
また、大文字焼きなどはお盆の送り火を意味するお祭りです。
盆踊りもお盆に精霊がこの世に戻ってきたのを供養するために踊ったことに由来します。櫓を中心にその周りを回る輪踊りの由来も、古代の日本で神様の降誕を中心に輪になって踊ったことだと言われています。祖先の霊を慰め感謝し自分の災厄をはらう意味も含まれています。
祖先と子孫が心を交流させ祖孫一体となることに神道の祖先祭祀の意味があります。
お盆にはご先祖様をお迎えゆっり家族と過ごしたり盆踊りに出かけるもいいですね。
=====以上引用終了=====
月遅れのお盆に入りました。今回は神道の宮司さんが解説されたお盆の記事を引用させて頂きました。明治維新の神仏分離令により、神社とお寺の役割がハッキリ分けられた事から、祖先を祀るのがお寺の役割と考えてしまっています。日本には独自の習俗、宗教観があります。機会があれば、何故そうなっているの?を探求してみる事も面白いのではないでしょうか(何で神社で柏手を打つのか?とか)。
それでは、楽しい夏休み、沢山の想い出を創って下さい。
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