日々是好日(にちにちこれこうにち)

先日「禅に学ぶ家族に想いを伝えるエンディングノート 」の著者の田口誠道さんの講演会に参加してきました。

通常エンデイングノートは、記入欄が多く取られていて、記入しなくていけないとの感覚に襲われるのですが、この著書は違います。エンデイングノートですから、記入欄はありますが、読み物として仏教の禅宗の教えを優しく解説してあります。読み物としても、非常に良い書籍だと思います。エンデイングノートどうしよう?って迷ったら、これをまず見られることをお勧めします。

本日はこの著書(P14)より引用します。

「毎日が好い日だ」というこの言葉は、何かありがたい気持ちになり、色紙や掛け軸等に書かれることも多い禅語です。この言葉は「碧巌録」という禅の公案書にも収められた、中国唐末五代の禅僧、雲門文偃(うんもんぶんえん)の言葉です。

この言葉は、特によいことばかりが起こる幸運な人のものではありません。また、毎日が好い日でありますようにと願った言葉でもありません。どんな人の人生にも、いろいろな出来事があり、様々な思いをします。それは当たり前のことです。そんな毎日を、すべて「好日」だと受け入れてしまう大きな境涯を示した言葉が「日々是好日」です。

よいことがあった日が好い日、辛いことが合った日は悪い日などと、分別して考えることを超えているのです。「いろいろありました。だけど幸せです。ありがとう」幸せとは、このような心が作り出すものではないでしょうか。

 良い思い出も、悪い思い出も、すべて自分の歩んだ道なのです。

 「だから、今がある」のです。

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素敵なエンディングノートですので、是非、手に取って見て下さい。お勧めです!

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