先日、寺ネットサンガのイベントに参加し多磨霊園を見学してきました。多磨霊園は非常に広くて、お墓参りのシーズンには道に迷う人が何人もいて、霊園の管理事務所に電話を掛けてくるそうです
(ここはどこですかって・・・)。
面積 128万平米
開園日 1923年4月1日(関東大震災があった年)
埋葬体数
一般墓地 約40万体、みたま堂約1.4万体、合葬式墓地 約7千体
とにかく広いです。お墓の場所はXX区XX種XX側XX番で示されています。こんなに広いから安全かと言うと、置き引きなどの被害が多いので、要注意とのことです。
今回、ロッカー式納骨堂である みたま堂・合葬式墓地も見学してきました。写真をどうぞ。
みたま堂は公営の為、宗教色を極力排除した納骨施設なのですが、何の安らぎも得られないように感じました。それは宗教色を排除した為、ただの納骨ロッカー室って感じを受けました。参加者の方が言われていましたが、宗教的無色と無宗教は違うと言っていましたが、その通りだと思います。何のための施設なんだろうと改めて考えてしまいました。これであれば、合葬式の墓地のほうが、コンセプトがハッキリしていて、良いと思います。
また墓石業者さんより、説明を受け、都営霊園の抽選に当たったとしても、お墓を作るのにそこそこにお金が必要である事が判りました。お墓を作る時にお金を掛けて、管理費が安い事を選ぶのか、他のお寺や納骨堂を選んで、管理費をある程度かけるのか?究極の選択の様に感じます。
現地に出向いて、施設の持つ感じを受け止めてから、購入を決められるのが良いと考えます。
大切なのは、どのように葬られ、どのように供養されたいのか?
これが非常に大きな問題のように感じました。お墓は建てて終わりではなく、維持管理が大変です。今回も管理されていない墓地を沢山見ました。また、改葬の為の警告札が立っているところも。現代人は、この世でやることが多いので、そこまで手が回らないことは理解出来ますが、年に数回はお墓の管理をする事が必要と考えます。先祖あっての私達・・・こんな考えをする人が少なくなっていく日本に危機感を感じるのは私だけでしょうか???


