数珠について
数珠は、正式には百八個の珠が二重になり、これに房や飾り玉がついています。この百八は、人間の煩悩の数といわれています。宗派によって珠の数が異なりますが、一般的には一重の略式の数珠が使われています。
数珠は持っているだけで魔除け、厄除けとなり、福を授かると言われています。
数珠の持ち方は、数珠の形によって異なります。
【短い数珠の場合】
通常は左手で持ち、合掌の時には親指を輪の外に出した状態
(親指と人差し指で輪をはさむような形)になるように掛けます。
【長い数珠の場合】
通常は2重の輪にして左手で持ち、合掌の時には中指を輪の中に入れ、珠を両手で包むようにします。
どちらの数珠も、親玉・ふさの部分の下にして左手で持ちます。
数珠は仏具として神聖なものですので、使わないときはちゃんと
ふくさやバックにしまうようにし、粗末に扱わないようにしましょう。
この時期は、使用する機会も多いと思いましたので、数珠の話を取り上げました。
尚、数珠の使い方は、宗派や数珠の種類によって異なる場合があります。
