生前葬について
先日、知り合いの方が、生前葬に出席されたとの事で、話を伺って来ました。
生前葬を行った方は、がんを患っており、余命が半年位との事で、この生前葬を施行されたようです。知り合いの方はこのご夫婦と親交があったので、ご夫婦で参加されたようです。それぞれのテーブルは、それぞれの仲間・グループで纏められていたようです。
出席して最初、戸惑った事は、誰がこの式典の司会進行を行うの?って事だそうです。
何と司会進行は、葬儀される本人が行なっていたとの事。
本人が中心となって、それぞれのテーブルの所に行き、エピソードなどを披露し、お別れをしたそうです。
テーブルとは別に、その方が趣味で作った作品なども展示してあり、ご希望者に、それを後日お分けすることになっていたとのことです。
非常に印象的な生前葬だったようです。
人生で最後の主役に式典に本人がいないのが、今までの葬式でしたが、今の時代、生前葬もありですね。本当に人生最後の大舞台です。
そもそも葬式は葬儀と告別式の2つを合わせた呼び方です。
葬儀には大きく4つの役割(遺体処理・宗教儀礼・社会的な死の告知・死の受容による心のケア)があると言われています。
生前葬は、どちらかと言うと、告別式を事前に行なってしまうようなイメージでしょう。これによって、主に社会的な死の告知と、死の受容による心のケアがされると思われます。
生前葬を施行するには、企画力が問われますね。
お世話になった今生の方々にきちんと挨拶をして、後生の世界へ・・・
素晴らしい老い支度だと思います。
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