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本日は、昨日の体験記 その2です。


そして散骨が始まります。今回は遺骨の代わりに塩を使いました。通常、遺骨は、NPO法人「葬送の自由をすすめる会」の自主ルールで定められている、遺骨の粉末化(2ミリ以下)の処理が事前に行われ、遺骨が水溶性の紙に包まれています(この粉末化の料金は上記費用にはふくまれていません)。これを参列者が船の後ろのデッキより海へ撒き、同時に花びらを撒きます。各人がそれぞれ散骨を行い、終了した時点で、船の屋上で黙祷を行います。その後、散骨した場所を左回りで3回旋回して最期のお別れを行い、その場を後にする。


散骨ポイントのちょっと先に羽田空港の滑走路があり、航空機の離陸が目の前で見えます。散骨をする方は、これから航空機を見る度に故人を思い出すのかな?なんて考えてしまいました。その後、またレインボーブリッジの下を通って「朝潮小型船のりば」に戻ります。


これが一連の流れでした。

本当の散骨では、後日、散骨証明書(散骨ポイントをGPSデータで記入したもの)が専用ケースに入れられ届けられるそうです。


社長の村田様にお話をお伺いしたのですが、今まで多いのは無宗教で行われる事が多いそうです。但しキリスト教の場合、牧師さんが乗船されることもあるようです。但し、海洋散骨に立ち会う僧侶はほとんどいないようです。これは寺院の檀家制度の否定につながる事だからでしょうか?習俗の問題は奥が深いので、単にコメント出来ませんが、自分の寺院で散骨をしているところもあるそうなので、海の上での読経があっても良いと思いますがどうなのでしょうか?


今回散骨体験で、どのように散骨が行われるのかが理解出来ました。散骨という事を選択する背景にはお墓の購入の問題、継承者問題や夫婦の死後離婚問題と様々な問題が横たわっています。そしてこれらを追求していくと何故お墓だけがいまだに男系で入るものという慣習が残っている事に行き着くのではないでしょうか?今の時代の新しい供養の形が求められていると思います。


ブルーオーシャンセレモニーのHPはここ http://352.co.jp/


エンディングノートから「亡くなった後どうしたいのか?」を考えていきましょう!周りの愛する人に「ありがとう」を伝えるために・・・