桜はもう散って緑の葉が生い茂ってきましたね。あの美しい景色は一瞬でした。世間はGWですが、人出はコロナ蔓延前よりはかなり少ないと予想しています。私は自宅に篭れる良い機会なのでイコノイのドキュメンタリー見返そうかなあなんて考えています。あとは大学の友達とzoomで遊ぶぐらいですかね、、。早く収まれば良いのですが。
さてさて、今日は桜の咲く音がしたの感想を書いていこうかなと思っています。MV公開からかなり日にちは経ってしまいましたが笑。
歩いてる 履きなれないローファー 駅はもうすぐ
ローファーが履きなれていないということですから高校1年生春。ローファー履きなれないうちは靴擦れしやすくかなり痛いんですよね。この駅はもうすぐは足が痛い中歩いてきてやっと着くといったところでしょうか。
やっと少しだけ覚えてきた 朝は三両目がなんとなく好き
新入生でやっと少しだけ覚えてきたということから三両目は乗り換えがいいのでしょうか、それとも空いてるのでしょうか。私自身、高校時代は乗り換え的に一両目に乗ることが多かったのですが、三番目のドア近くの席がお気に入りでした。特別な理由はなく、なんとなくそこが好きでした。
1人 外を眺め 立っている 重たそうにかけてる エナメルバッグ
これがおそらく主人公(?)と彼の出会いですよね。おそらくこの時はなんの感情もないんじゃないかなと思います。きっと向かいのドアあたりにいた人にふと目をやるとボーッとしてる高校生がいたあたりでしょうか。なんとなく気だるそうなのがいいんですよね笑。
目と目が合った時 気まずくなったんだ 見てない携帯 スクロール
彼は特別主人公が見つめているのに気づいたのではなく、たまたま車内の方に目をやったあたりだと思います。主人公は目に止まった彼を見ているとたまたま彼がこっちを向いて目が合ったという感じだと思います。きっと一瞬の出来事で、彼は特に目が合ったことを気にしていないだろうなと思いますが、見ていたこっち側としてはどうしよ〜って思いながらとりあえず携帯見てるふりをしたあたりでしょう。
桜 咲く音が聞こえ 日常 全てを彩り 景色を変える
主人公の心のなかでブワッと気持ちが込み上げてきたのでしょう。これは言葉では表現出来ないのですが、すごく分かります。意識した瞬間というか、胸の奥がキュッとなるというか、そんな感じです。朝のいつもと何も変わらない日常に鮮やかに色が差し込み、彼の周りの世界がキラキラして見える。そして心の中も靴擦れしたかなあとか今日の授業なんだっけといったいつもの気持ちから一気に彼一色に変わります。
見たことのない ハートの震え 電車の揺れが Ah 誤魔化してくれたんだ
ドキッとしたことで心が震えたことはもちろん、目がキョロキョロしたり指が無駄な動きをしたりしてしまいます。電車の揺れが誤魔化してくれたのは心が震えたことで震えた目や指の動きなのではないかと思います。
春の空は ねえ 雲が そう 広がり 青を隠す
彼に会えて景色が変わった一方で、まだ彼のことも何も知らなくて心が晴れ渡っている訳ではない、まだ好きだとは言えない段階、そんな気持ちを空に例えたのではないでしょうか。
明日の次の そのもっと先で 青空見えたら いつか君に伝えたいな
明日、明後日、日を追うごとに彼のことを知っていって、好きだと確信した時、気持ちを伝えたいという願いが込められているような気がします。
日差しが2人を包んだ
春の空は〜君に伝えたいなは主人公の気持ちを景色に例えたものなのではと感じましたが、この日差しが2人を包んだは実際の景色なのではないかと思います。眩しすぎる日差しではなく、春の暖かい日差しがフワッと電車に差し込んだのでしょう。彼に差し込んだ暖かい日差しと主人公の心に差し込んだ暖かい気持ち、だから日差しが彼を包んだではなく、2人を包んだというような気がします。
同じ制服 着ているけれど 何も知らない 先輩なのか 同級生なのか ヒントはないのに ボーッと考えてしまう
これは彼を見つけた翌日の駅までの道なのではないかと思います。初めて出会った日は高揚感や幸福感で不安なんてないんですよね。高校が同じというだけで他は何も知らないことへの悲しさを感じていくのは翌日以降な気がしています、私個人の感想ですが笑。ヒントのない今、考えていても何も分からないのに、ふと考えてしまうんですよね。
クラスの女子に人気 ヘアオイル いつもより温度高め ストレート
このフレーズは共感度がMAXです!!ただ普通のヘアオイルをつけたのではなくて、女子人気のヘアオイル。何個か候補あるんですけど、これちょっと値段お高めで綺麗に髪の毛がまとまって、なんならいい匂いするんですよ。いつもより温度高めって、絶対元に戻るなよ!っていう気持ちがあるからなんです。そして、巻き髪じゃなくてストレートに高校生らしさを感じます。
ドアが開いたら 今日もいるのかな 誰も知らない 待ち合わせ
いつもよりちょっと気合いを入れて、うきうきしてる主人公の気持ちですね。誰も知らない待ち合わせには電車の中の周りの人はもちろん主人公の友達も彼もそして主人公も知らないことを表していると思います。主人公はもちろん彼にもう一度会いたいって思ってると思うんですけど、まだ恋だとは気づいてなくて、今日も見れたらいいなあぐらいだと思うんですよね。なんだか憧れというかそんな感じだと思います。
ずっと不思議だった みんなは知ってて 私は知らない色
これは恋のことでしょうか。おそらく主人公は初恋におちたのでしょう。
突然 パッと 現れたカラー 感情のパレット 君でいっぱいで
今日も彼に会えたのですね、その瞬間昨日よりももっと心の中が彼一色になったのでしょう。おそらく昨日の出来事は夢のようでまた会えるかなんて分からないと少しは自分に言い聞かせていたと思います。だけど、また彼に会えた、その嬉しさが引き金になって彼への感情を加速させます。
春の風は そう 強く ねえ 吹き付け 気持ち乱す
一昨日までの何気ない日常で感じる気持ちから一気に彼一色の気持ちになったことを表現しています。そうやねえがあることで主人公の気持ちが落ち着いていない感じがします。
目が合った時 どう思ったの いつもの各停 特急に変わった気がした
今日も目が合ったんですね!(興奮)笑 これは偶然だったとは思えなくて、向こうも気がありそうと思ってしまいます。そうなるといつもは長く感じる各停も急に短く感じてしまって体感は特急に変わりますね。
ある日 花が咲きました 花の咲かない街でした それはそれは眩しくて 綺麗でした
簡単に言えば主人公が初恋におちたことですね。恋というのはいつだって始まりは綺麗で美しくて眩しいものです。それが初恋ならなおさらその綺麗さはより増すでしょう。主人公の心の中がパッと眩しくなったのでしょう。
パステルでビビッドな 初めてのこの気持ちは きっと…
優しくて華やかなそんな気持ちを初めて味わった主人公も自分自身の感情が何か気づきます。パステルでビビッドなって表現好きです。
会いたかったんだ ずっと 心の底から惹かれる 特別な人
会いたかったとはおそらく周りで恋をした人たちの話を聞いて、いつか主人公も恋をしてみたいと思っていたのでしょう。心の底から惹かれる人、好きな人にずっとずっと出会いたかった主人公がやっと出会えて嬉しいとしみじみと感じている様子でしょう。
君に出会って やっと気づいたよ 開いた「桜」には恋と名前をつけよう
そして今まで感じたことのなかった気持ちが急にブワッと現れたことを、夏から冬にかけてずっと咲かず春になって一気に咲く桜に例えたのでしょう。彼のことが好きだと気づいたではなく、彼へのこの気持ちが恋だと気づいたというところに、女の子らしさが感じられます。好きだではなくあ、恋していると気づく感じ女子あるあるなのではないでしょうか?
好きになったんだ 好きが咲いたんだ
ここも先程までと同じで好きだではなく、好きになったんだと気づく感じが女の子ですよね。好きが咲くというのは急にブワッと現れた恋心を咲くと例えたのでしょう。
それは 日常 全てを彩り 景色を変える 見たことのない ハートの震え 電車の揺れが Ah 誤魔化してくれたんだ
きっと主人公は昨日よりも鮮やかな景色を見たことでしょう。そして、昨日のハートの震えは目が合ったことや意識したことでちょっと動揺したこともあっての目や指の震えだと思いましたが、今日のハートの震えは恋だと気づきドキドキしてる主人公の気持ちだと思います。
春の空は ねえ 雲が そう 広がり 青を隠す
恋には色々な感情が付き物です。ドキドキして楽しい時もあれば、彼と女の子が話してるだけで彼女いるのかと勝手にショックを受けたりします。この青を隠すは主人公の気持ちが彼に向いているけれど、彼の気持ちは分からないことを表しているのではないでしょうか。
明日の次の そのもっと先で 桜が咲く音 君にも聞こえたらいいな
彼の気持ちは分かりませんが、だからといって諦めたくはありません。今じゃなくてもいい、勇気をだして声をかけてちょっとずつ仲良くなってそれから私のことを好きになって欲しいという主人公の願いが込められているのでしょう。
日差しが2人を包んで 抱きしめた
そして、また昨日と同じように日差しが電車に差し込みます。昨日と違って日差しは2人を包んで抱きしめたのです。包むだけではなく抱きしめたというところに主人公の心の変化が感じられました。好きという気持ちがフワフワと感じられる=意識し始めた→包む、好きという気持ちがより実感される=好き→抱きしめるという風に感じました。
以上、女性目線というか私目線で桜の咲く音がしたの歌詞を解釈してみました。解釈してから曲を聴くと今までとまた違った聴こえ方がして良かったです。この解釈が合ってるか間違っているかは特に気にしてないです。こんなにも深い歌詞が書ける指原Pはやはり流石ですね。これからも楽しみにしています。