そして翌朝を迎え、夢で来た街、ロンドンの大きく郊外に外れたコンテナーターミナルに私は降ろされた。
そこからタクシーで約1時間半、長い長い田園風景広がるロンドンの郊外を走り続けた。
ビッグベンもタワーブリッジも、大英博物館も何もない、ただ一面の田園風景を、ヒースローでは無いEUドメスティックの名も知らぬ空港に向けて。
夢で来たロンドンの街にカスリもせずに。。。
そしてロンドン郊外の空港から、アムステルダムに戻ってきた。
随分前に来た様な気がする、待ちぼうけたこの広い広い空港だ。
私はチューリップの赤いネクタイをガラにもなく購入し、機内に乗り込んだ。
やっと日本に帰れるんだ。
たった数日だけだったのだが、とんでもなく懐かしい成田空港に向けて飛んだ。
転新半