クリスマスには静かに絵本などいかが? | 子育てオヤジの気になる情報源

クリスマスには静かに絵本などいかが?

明日はいよいよクリスマスですね。



ヨーロッパなどのキリスト教国では
「クリスマスといったら家族で団らん」
となっているみたいですが、


日本での定番は、
「カップルでイチャイチャデート」
ですかね。



私も独身で彼女のいなかった年なんかは、これが辛くて辛くて・・・。


仕事が忙しかった時なんかは、ホントありがたかったです。


今はおかげさまでなんとか子どもに恵まれましたので、
ゆっくりと余裕を持って(?)家族と過ごすことが出来るわけです。


お子さんがいらっしゃる方も、
お一人で過ごされる方も、
そしてもちろん、カップルで過ごされる方も、


今年のクリスマスは、絵本とともにじわじわっと人生を味わってみませんか?


・・・ちょっと大げさでしたね。



クリスマス用おすすめ絵本がピックアップされていたので、

私のおすすめと併せて、10冊ほどご紹介しておきます。

 

 


●クリスマスイヴのこと



クリスマスイヴのこと
クレメント・C. ムーア アニタ ローベル

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アメリカでは知らない人はいない、というくらい有名な絵本です。

原題は「The Night Before Christmas」。


オーソドックスな定番はひとつ入れておきたいですね。


ことばの選び方や音の響きが心地いいので、
お子さんと一緒に声にだして読むと大変楽しいです。


絵もとってもきれいです。

 




●おおきいツリーちいさいツリー



おおきいツリー ちいさいツリー
ロバート バリー Robert Barry


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一本の大きなクリスマス・ツリーから始まる、
ユーモアたっぷりで温かくて、可愛らしいお話。


ウィロビーさんのお屋敷に届けられたクリスマス・ツリーは
先っぽがちょっぴり長いのでちょんぎられ、
次々と切られながらいろいろな人に届けられます。


登場する人みんながツリーによって幸せになってしまう、
まるで奇跡のようなお話です。





●子うさぎましろのお話



子うさぎましろのお話 (おはなし名作絵本 3)
佐々木 たづ 三好 碩也

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日本のクリスマス絵本の代表作。


1970年の発刊以来、毎年クリスマスのたびに読み継がれてきました。
私と同い年の本です。


雪の美しさと白うさぎましろの子供らしい純粋さに心打たれます。


プレゼント欲しさに、ついうそをついてしまうましろ。
そして、悪いことをしたと反省するましろ。
報いのため種を返そうと必死なましろ。。。


ましろの行動はとても人間的なので、共感する子供たちも多いでしょう。





●まどからおくりもの



まどからおくりもの (五味太郎・しかけ絵本 (3))
五味 太郎

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穴あきしかけの効果が抜群の絵本


窓の中にちらっとみえる動物をみて、サンタさんは贈り物を選んで配りますが、
ところがページをめくると意外! 


必要最小限に絞られた文章が読み手の想像力をかきたてる、
五味太郎さんらしい完成度の高い絵本です。

 




●ゆうびんやのくまさん



ゆうびんやのくまさん (世界傑作絵本シリーズ)
フィービ ウォージントン セルビ ウォージントン まさき るりこ

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派手さはありませんが、
小さな絵本に、小さな田舎町のしあわせが詰まっています。


絵本に描かれた街は、幸せなクリスマスの雰囲気に包まれています。


働く喜びもじわじわ伝わってきます。

おとなになっても十分味わえる、クリスマスの絵本。






●サンタのおまじない



サンタのおまじない
菊地 清
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クリスマスイブの日に、ケンちゃんに届いた野菜。


「いちにいサンタ!」のおまじないとともに
野菜が次々に変身していきます。


小さい子供ならなんべんでも口ずさんでしまう、切り絵の本です。

ムダのないシンプルなデザインが、気持ちいいです。





●もりのおくのおちゃかいへ



もりのおくのおちゃかいへ
みやこし あきこ

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雪の朝、おばあちゃんの家へケーキを届けに出かけたキッコちゃんは、
転んでケーキをつぶしてしまい、お父さんの姿を見失ってしまいました。


そこで見つけた不思議な館では動物たちがお茶会を開いていたのでした。


黒い木炭の濃淡モノクロの画面に効果的に使われた赤や黄色。


見ているだけでとても暖まります。


新進絵本作家みやこしあきこさんの今年の作品です。
これからの作品にも目が離せません。

 




●クリスマス・イブ



クリスマス・イブ
マーガレット・ワイズ ブラウン ベニ モントレソール

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クリスマス前夜の神秘に満ちたひとときが描かれた作品。


眠りにつけない4人の子どもたちは、
そっとベッドを抜け出して、小さな冒険に出かけます。


五感にビシビシ訴えるような文章と、独特で思いもかけない色使いの絵からは、
古きよき時代のアメリカの、おごそかな聖夜の様子が伝わってきます。


プレゼントばかりが目当ての子どもたちと、
ひとりでイブを迎える大人の人に、ぜひおすすめします。

 

 



●だれも知らないサンタの秘密



だれも知らないサンタの秘密
アラン スノウ Alan Snow


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あまり詳しくは知られていない、サンタさんの実体。


サンタクロースに関する子どもの疑問に迷わず答えてくれます。


大人も知らないサンタの秘密にもこの本が答えてくれます。


ニューヨークタイムズ最優秀絵本賞を取ったことのある
イギリス人絵本作家、アラン・スノウの作品です。





●あのね、サンタの国ではね…


あのね、サンタの国ではね…
嘉納 純子 松本 智年 一色 恭子 黒井 健

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サンタクロースって、クリスマスの時以外は何をしてるんだろう?


クリスマス・イブにプレゼントを届けるために、
サンタさんやトナカイたちが1年を通して準備してくれている様子が分かるので、
子どもの想像力はどんどんふくらんでいきます。


一年間のご褒美としてサンタさんが来てくれるんだ、
ということが、子どもの心に自然になじみます。


サンタの国の1年間が月ごとに描かれているので、
クリスマスの日にプレゼントされても、
翌年のクリスマスまでオールシーズン楽しめます。