【岩名雅記監督・最新作「うらぎりひめ」のトークゲストとして出演して来ました!】
2013年3月5日(火)岩名雅記監督の新作映画「うらぎりひめ」の上映後トークイベントのゲストとして出演させていただきました☆
岩名雅記監督とは、2007年にmixiを通して出会って以来のご縁で、2008年に一度舞踏を見に行かせていただいたときと、先日2/23福島集団疎開裁判デモにて
偶然ばったりお会いした2回しかお会いしたことがなかったのですが、このたび、市民ジャーナリストとして話を聞かせてほしいと言っていただき、ゲストとしてお招きいただくことになりました☆
トークに自信のない私は、一人では心もとないので、元IWJで、ミュージシャンの阿部玲さんに一緒に出演してもらいました♪
原発やTPPについてや、官邸前抗議から今後の市民活動がどういう方向に向かうべきかなど、お客さんを交えて話が盛り上がり、トークイベント終了後も、引き続きワインをいただきながら、環を囲んで、話が尽きることなく、とても充実した楽しい時間を過ごす事ができました♪
岩名監督はフランス在住とは思えないくらい、日本のリアルな現状を把握しておられて、普通に日本で生活している人以上に様々なことをご存知でびっくりしました。
そうだ!2008年に初めて私が岩名雅記さんの舞台を見に行った翌日、私は六ヶ所村ラプソディーの自主上映会を開催したんだった!
そして今回のトークで知ったのが、6/15の官邸前の動画を撮影した映像に、岩名監督が映っていたということ!
ビックリした!
そして今回の映画のテーマは「原発事故に対する憎しみとあがない」。
私と岩名監督を結ぶキーワードは「原発」なんだ。
映画「うらぎりひめ」は、
舞踏家である岩名監督ならではの「身体感覚」で語られる。
この映画を言葉として表現するのはとても難しい。
頭で考えるのではなく、身体そのもので感じる映画だ。
戦中の不気味感、恐怖、閉塞感
廃墟のほこり、異臭、はしごの軋み、吐き気
傷跡の燃えるような痛み、血の生臭さ、
白い柔肌の艶めき、エロティシズム、振動
トマトの瑞々しさ、緑の豊かなきらめき、躍動する身体
孤独であることの喜び
視覚を通して五感が反応する
「便器」を通して、現在と過去を無尽蔵に行き交う
そしてその「便器」が物語るもの
しかし、老婆の痛切な訴えかけは、その身体感覚的な表現とは裏腹に、
非常にストレートに、地唄として語られる。
原発事故への憎しみ。
それは事故を起こした張本人達へだけではなく、無関心で、無言により権力者への加担している全ての日本国民への怒りでもあった。
原発事故は二度目の敗戦。
まさにその通りだ。
戦後、ものが豊かになり、溢れ返り過ぎて、人々は本当は何が大切かを見失ってしまった。
今の、この原発事故後でさえも未だに無関心を貫くものたちへの
老婆の命がけのお説教であると感じた。
老婆が最後に機関銃のように語る、怒りと憎しみは、岩名監督のもっとも伝えたい、爆発する思い、とどまることのない怒りだ。
このように芸術で痛烈に原発を批判する映画、本当に素晴らしいと思う。
この今の日本の現状に対し、何も表現しようとしない、芸術家気取りの芸術家にこそみてもらいたい。
上映は3月9日まで!お見逃しなく!
岩名雅記長編映画第三作品『うらぎりひめ』
『命あるものは慎ましく、
動けぬものは声を挙げよ』
私達に冒されたことの無い権力は貧しいものを増々貶(おとし)め、人を差別すること吹きこぼれる歓びの如し。敗戦から66年、ひとりの老女の魂の軌跡。俺たちはそれをテロと呼べるだろうか?
2013年3月1日(金)~9日(土)・各回13時、16時、19時
於:キッド・アイラック・アート・ホール(京王井の頭線 明大前下車徒歩2分)
〒156‐0046 東京都世田谷区松原2‐43‐11
一般・大学生・高校生・シニア:1500 円、特別前売り券:1000 円
【詳細】
http://www.iwanabutoh.com/ja/pb.php
2013年3月5日(火)岩名雅記監督の新作映画「うらぎりひめ」の上映後トークイベントのゲストとして出演させていただきました☆
岩名雅記監督とは、2007年にmixiを通して出会って以来のご縁で、2008年に一度舞踏を見に行かせていただいたときと、先日2/23福島集団疎開裁判デモにて
偶然ばったりお会いした2回しかお会いしたことがなかったのですが、このたび、市民ジャーナリストとして話を聞かせてほしいと言っていただき、ゲストとしてお招きいただくことになりました☆
トークに自信のない私は、一人では心もとないので、元IWJで、ミュージシャンの阿部玲さんに一緒に出演してもらいました♪
原発やTPPについてや、官邸前抗議から今後の市民活動がどういう方向に向かうべきかなど、お客さんを交えて話が盛り上がり、トークイベント終了後も、引き続きワインをいただきながら、環を囲んで、話が尽きることなく、とても充実した楽しい時間を過ごす事ができました♪
岩名監督はフランス在住とは思えないくらい、日本のリアルな現状を把握しておられて、普通に日本で生活している人以上に様々なことをご存知でびっくりしました。
そうだ!2008年に初めて私が岩名雅記さんの舞台を見に行った翌日、私は六ヶ所村ラプソディーの自主上映会を開催したんだった!
そして今回のトークで知ったのが、6/15の官邸前の動画を撮影した映像に、岩名監督が映っていたということ!
ビックリした!
そして今回の映画のテーマは「原発事故に対する憎しみとあがない」。
私と岩名監督を結ぶキーワードは「原発」なんだ。
映画「うらぎりひめ」は、
舞踏家である岩名監督ならではの「身体感覚」で語られる。
この映画を言葉として表現するのはとても難しい。
頭で考えるのではなく、身体そのもので感じる映画だ。
戦中の不気味感、恐怖、閉塞感
廃墟のほこり、異臭、はしごの軋み、吐き気
傷跡の燃えるような痛み、血の生臭さ、
白い柔肌の艶めき、エロティシズム、振動
トマトの瑞々しさ、緑の豊かなきらめき、躍動する身体
孤独であることの喜び
視覚を通して五感が反応する
「便器」を通して、現在と過去を無尽蔵に行き交う
そしてその「便器」が物語るもの
しかし、老婆の痛切な訴えかけは、その身体感覚的な表現とは裏腹に、
非常にストレートに、地唄として語られる。
原発事故への憎しみ。
それは事故を起こした張本人達へだけではなく、無関心で、無言により権力者への加担している全ての日本国民への怒りでもあった。
原発事故は二度目の敗戦。
まさにその通りだ。
戦後、ものが豊かになり、溢れ返り過ぎて、人々は本当は何が大切かを見失ってしまった。
今の、この原発事故後でさえも未だに無関心を貫くものたちへの
老婆の命がけのお説教であると感じた。
老婆が最後に機関銃のように語る、怒りと憎しみは、岩名監督のもっとも伝えたい、爆発する思い、とどまることのない怒りだ。
このように芸術で痛烈に原発を批判する映画、本当に素晴らしいと思う。
この今の日本の現状に対し、何も表現しようとしない、芸術家気取りの芸術家にこそみてもらいたい。
上映は3月9日まで!お見逃しなく!
岩名雅記長編映画第三作品『うらぎりひめ』
『命あるものは慎ましく、
動けぬものは声を挙げよ』
私達に冒されたことの無い権力は貧しいものを増々貶(おとし)め、人を差別すること吹きこぼれる歓びの如し。敗戦から66年、ひとりの老女の魂の軌跡。俺たちはそれをテロと呼べるだろうか?
2013年3月1日(金)~9日(土)・各回13時、16時、19時
於:キッド・アイラック・アート・ホール(京王井の頭線 明大前下車徒歩2分)
〒156‐0046 東京都世田谷区松原2‐43‐11
一般・大学生・高校生・シニア:1500 円、特別前売り券:1000 円
【詳細】
http://www.iwanabutoh.com/ja/pb.php