市内にある医療機関様の各所にビニール仕切りを設置したり、金属加工などしていると時間がかかってしまう品物を木製で作ったり・・・と、依頼されることは何でもさせていただくつもりで、対応させていただいています。

工事という呼び方より、日曜大工・・・いや工作に近いかもしれませんが、現地での作業が少なく済むように、会社の駐車場や倉庫で試作して、現地では微調整で取り付けます。

1つの事柄への対応策にしても、手当するべき箇所数が多くなります。例えば、ビニール仕切りが必要な個所というのは、一つの医療機関様だけでも、何十か所になります。

経年劣化に対しても、完全解決よりも、不具合につながらないよう、今すぐできる小さな策を随所で講じておく必要もあります。

せめて今は、自分たちの仕事分野であろうがなかろうが、少しばかり手作り感満載でも、当社に相談いただいた事は全てさせてもらうことが、医療機関様への当社ができるご協力です。

残念なニュースが毎日届けられます。様々国々の力を借りて社会は成り立っていますが、この非常時に重要資材のサプライチェーンが国内で確保できていない事実にも残念さを感じます。

国際社会レベルの課題を論ずるわけではありませんが、この非常時に、この地域の建物的課題を解決するのに、地域密着企業として役に立たねばならないと決意を新たにしています。病院施設様などからの様々なご依頼に対しても、特殊治療の事のみならず、ごく小さなお困りごとを解決することが特殊治療に取り組まれている医療関係者の方々への助けにつながっているはずなので、1分でも早く解決するべく取り組んでいます。

また、医療関係だけでなく、感染予防の観点で少しでも早く施設環境を改善したいというご依頼も頂きます。こちらも非常に大切なことで、最大限の努力をしていく覚悟です。

当社社員も自宅を分室と位置付けて、できる限り自宅での業務に努めながら、必要に応じて、調査や現場施工に出向いて、また分室(自宅)に戻るようにもしています。

どのように改善提案をするべきかについても、可能な限り、離れた状態で詳細を共有し、提案内容の打ち合わせをするようにしています。

問題の終息を祈るばかりですが、まず、我々にできること、地域工務店として今するべきことにしっかり取り組みたいと思っています。

 

数年前から、多忙なメンバーが持ち場を離れて、わざわざ会議のために帰社しなくていいように、WEBでの画像と実際の会合をドッキングさせて会議をしていました。以前は、当然、帰社出来るなら、それの方がより良いという考えだったのですが、今は可能な限り会わないで、指を差しての打合せもできるように活用しつつあります。特に現場打ち合わせでは、会って打ち合わせするしかないと思ってきた部分もあり、使いこなしているとまではいきませんが、徐々に活用度を広げていきたいと思っています。