少しゆったりしていた土曜日の今朝8時ころに、病院施設の方から電話が入りました。内容は、安全の上にも安全を積み上げるために、気になった支障箇所を調査修理してほしいというものでした。

地域医療施設は、まさしく24時間365日体制で、地域住民の生命を守ってくれています。平日の担当の方の目線、休日担当の方の目線、昼間担当・夜間担当の方のそれぞれの目線で、様々な危険予知としての小さな異変発見があります。「夜間の方から昼間の方に引き継ぐにあたって、当社に現地確認に来てほしい。」との依頼の電話が今朝の電話でした。

大それた問題ではありませんでしたが、依頼場所がICU機能の一部であったため、より早い手配をするため協力業者の方も含めて、健康且つ最小限のメンバーで寄せていただき、週明けの夜間工事で対応する手配をして帰ってきました。

夕方、ネットニュースを見ていますと、「数日前に事故に遭い、意識不明だった小学生が、ICUで意識を取り戻し回復に向かいつつある。」という記事が出ていました。思わず目頭が熱くなりました。新型コロナ対応のみならず、多くの奇跡を起こしてくれている医療従事者の方々に頭が下がります。

社会活動をより安全安心快適にするための一つの歯車として、建築の仕事を頑張らないといけないと常々思っていますが、時として忘れてしまっている時もあります。この建築という仕事に魂を吹き込むために、建築技術者は熱い気持ちを持って仕事に当たらなけらばならないと、また、感じました。

来週から、自粛で止まっていた社会活動を徐々に再開していくという方向性に向かって、当社においても、いくつかのキックオフ的な打ち合わせも予定されています。

このような時だからこそ、自分たちのみの目線ではない目線で、一段と建築技術者として努力を惜しまず尽力していきたいと思っています。