恋人チェックの悲劇。
恋人のイロイロを”チェック”しますか?
あたしは、基本的に
恋人のいろんなものをチェックしたりはしない。
楽しいですかね?
人の秘密を知ることが。
恋人のことは何でも知りたいという気持ちは、
解かる解かる。とても。
・・・が、時に知りたくないことまで、
知ってしまうということがあったりはしないか?
上手く隠してくれてること
(例えば、彼女を喜ばすテクを磨きに
うっかり風俗店に行ったとか、
例えば、彼の誕生日をロマンティックに演出したいがために
数日間地道に水商売をやったとか、
例えば、元彼女は現彼女よりずっと綺麗だった
という事実によって現彼女が怯まないよう
写真をありがちな本棚の裏に隠してるとか、
例えば、彼の経済的負担を軽くするためにパパがいるとか
↑?!サイゴノハチトチガウケド・・・)
を、粗探しのごとくほじくり返してオープンにすることが、
果たして、いい関係を築くことになるのだろうか。
・・・という理由から、
基本的にあたしは恋人の粗探しはしない。
互いが信用できる関係であれば、
つまり疑いを持つような
不思議な行動を取ったりしていなければ、
粗探しなんてしないし、
したいという欲求も沸かないはずだ。
基本的にはしないあたしなんだけれど、
粗探しをするヤツに関しては、
粗探しを仕返すことにしている。
何故なら、人の粗探しをするという人間は
粗を持ってるから。
後ろめたい何かを持ってるから人の粗を探そうとする。
昔の恋人は、あたしをとても拘束する人だった。
当時のあたしは甘ちゃんだったので、
フラフラフラフラしていたということも
彼に拍車をかけたのかもしれないけれど。
携帯のチェックなんて当たり前。彼にとっての常識。
手紙も、メールも、手帳も、ネットの観覧履歴も、
実家への電話も、友達との会話も、
一緒にいない時間も、オシゴトの後の過ごし方も、
カードの明細も、朝と夜のバッグの中身の違いも、
ゴミ箱さえも、彼のチェック項目のひとつ。
(それらを愛情だと勘違いしていた当時のあたしも
甘ちゃんだとは思うが)
彼はとても大変だったに違いない。
彼があたしに疑いを持った発端は、
如何わしい薬物(一応合法)を摂取しすぎて、
丸一日連絡がつかなかった・・・
という、ごくありふれた(?)理由なんだけれども、
その後から、彼はあたしの行動を持ち物を、
部屋のいたるところを、チェックし始めた。
・・・ということで、あたしもチェック仕返した。
そしたら、出てくるわ出てくるわ。
①彼のママからの手紙
彼の昔の彼女を褒めちぎる内容。
彼のママにとってあたしは鼻持ちならぬ存在らしかった。
②昔の恋人の連絡先
③昔の恋人に宛てた、”詩”らしきもの(チトコワイ
④昔の恋人の写真(冴えてない
⑤昔の恋人からの手紙
⑥ゴミ箱を粗探しする彼に対して、
あたしもゴミ箱粗探しを毎日決行したところ、
いつもそこには、
漂白剤(ハイター)の香り(精液ネ)付きティッシュが、
湿り気を持ったまま、残っておりましたゎ
↑
ね。チェックなんてしない方がいいと思いませんこと?
こうして、一度詮索を始めると、限がなくなるのだ。
昔の恋人に連絡とっちゃぁいないか・・とか、
ママからまた、新たな手紙が届いてないか・・とか
今日も漂白剤の香りをかぎたい・・とか。
そんな風で、お互いに粗探しが趣味のごとく、
いや、生活の一部と化して、
最後の方はコノヒトタチチトオカシンジャナイカ?くらいに調べてた。
そうして、壮絶な決別バトルが始まってしまうのだった。