オナニー盗み見された時。 | 泡姫日記~風俗嬢の戯言~in Ameblo

オナニー盗み見された時。

地震か?

と思って目を覚ましたら揺れは微妙で地震じゃない。

規則正しいその揺れは、隣に寝てるパートナーのオナニーだった。

いいおじさんのくせに元気がよろしくて、嬉しくてあたしは微笑む。

その揺れの中であたしは思い出すのだった。


小学生だったあたしはパパの部屋にこっそり入って、

エッチな本を眺めてはオナニーしてた。

今思えばパパのベッドマットの間に隠されていたのは

投稿もののSM本だった。

クロゼットに掛かったスーツたちの奥に潜んでいるのは

ノーマルなHビデオとコンドームと奇妙な頭の付いた紫色のバイブ。


最初は衝撃を受けたような気もするけれど、

パパの部屋に潜り込んだ目的は

元々如何わしいもの探しだったはずで、

案の定見つけたあたしは探してた宝物を見つけた探険家気取りで

わくわくしながらそれらを眺めたものだ。


何度目かの潜入捜査の後、ついにあたしは行動に移した。

Hビデオを流しSM本を広げてコンドームの袋を破いてバイブに装着。

ビデオにはバイブを挿入してる様子がモザイク越しに理解できたけど、

とりあえず挿入は試みず、うぃんうぃんと動くバイブをあててみた。

想像していた気持ちよさには遥かに遠くて、

でもその物足りなさがよくて、あたしは随分と長い間、

バイブを股間に押し当てていた。

バイブの電池がキレ、あたしはちょっとがっかりしながら

全てを元通りに片付けたのだった。


翌日も同じように潜入して、

電池切れのバイブを恨めしく思いながら、ビデオを流して

オナニーにいそしんだ。

ふと悪しき気配を感じてそちらを見ると、

カーテンの隙間からママの目が。

目が合うとママは得意げにしかも嬉しそうに言った。

「何してるの?」



小動きだったパートナーの揺れは、

あたしへの気遣いをすっかり忘れて随分と図々しくなってゆく。

あたしはシーツに潜り込み、宝探しに出かける。