今月8日の早朝、博多駅前2丁目交差点付近で、道路が陥没し、巨大な穴が開くという事故が起こりました。
幸いにも、事故が起こったのが、人通りの少ない早朝だったため、負傷者などの報告はありませんでしたが、まさか日本でこのような大掛かりな事故が起こるなんて・・・という感じでしたね。
この事故の原因は、「地下鉄の延伸工事」と言われています。
今回、陥没した道路の真下で、地下鉄「七隈線」の工事が行われており、陥没した場所は、「七隈線」の新しい駅になる場所だったようですね。
そこに、地下水などが溜まり、結果的に大規模な陥没へと発展してしまったようです。
実は、この「七隈線」延伸工事による陥没事故は、過去に2度(2000年、2014年)も起こっており、今後、慎重な地盤調査などが行われるようです。(今回のように、30mもの巨大な穴が開いたのは初めてだそうです)
今回の主要都市における道路陥没事故は、確かに驚きでしたが、それ以上に驚きなのは、8日に起きた30m近くの巨大な穴が、1週間ほどしか経っていない今月15日に、元通りに復旧したことです。
博多駅前という早朝を除いた時間帯は、多くの人通りがある交差点で、今回のような事故が起こり、どの程度の影響が及ぶのかと思いきや、水道や電気、ガスなどのライフラインは13日までに復旧しており、15日には、再び車が通行できるように道路が整備され、元通りに戻ったんですね。、
あれだけの大きな事故が、僅か1週間足らずで復旧できるスピード感は、驚かされた方も多かったのではないでしょうか。
その大きな要因は、24時間体制で、工事に取り掛かった事にあるようです。
ある工事担当者は、「九州の玄関口が1ヶ月も穴を開けたまま放っておいたら笑われますけんね」と、プライドをのぞかせていました。
もちろん、こういった事故は起こってはいけない事なのですが、どこにでも起こりうることでもあるわけですよね。
道路もそうですが、近年では、変電所の火災や、トンネルの崩落など、老朽化によって起こる被害は多数発生しています。
今回の事故は、たまたまケガ人が出ることもなかったわけですが、この一件を警告と捉え、全国各地で、万全なチェック体制を敷く必要がありそうですね。
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