二人の方が強くなれるって、
どこかの歌詞にあったけど、
そんなの嘘だと思ってたんだ。
誰かの温もりを知ったら、
弱くなってしまいそうで怖かった。
全て見せてしまったら、
壊れてしまいそうで怖かったんだ。
母のいない家が永遠の孤独のように感じ、
妙に心地よかったあの頃と、
僕は何ひとつ変わっていなくて。
守るべきものがあるって、
ただブリキのおもちゃが責任や情に代わっただけ。
だから僕は、
このまま生きていくんだと思ってたんだよ。
君と出会うまでは。
「一人の方がラクだなんて、
そんなの当たり前のことじゃない。
二人の方があったかいだなんて、
そんなの嘘だよ。
だけどそんな中でただ、
今できることを精一杯やればいい。
あなたが守りたいものが、
わたしの守りたいもの。」
真っ直ぐな君の瞳に、
生ぬるい部屋から飛び出したくなった。
一歩踏み出そうとした瞬間、
いつの間にか隣にいてくれたよね。
少なくとも僕は、
もう寒くなくなったよ。
遅れてごめん。
今言わせて。
愛してる。
作詩:久愛