すっかり春になりました。
時の経つのは早いものですね。
当院も、開院して2年が経ちました
そんなわけで、先週土曜日に2周年記念パーティーを行いました。
クリニックの1階上のレストランを貸切で、昨年・一昨年に引き続き3回目の開催です。
司会は兄の徳寿先生で、非常に小慣れた進行でした。
各部署リーダーやドクターにスピーチをしてもらい、大変盛り上がりました
英グループのトップである塩谷理事長からも、ありがたいお言葉を頂きました。
特に嬉しかったのは「国先生の存在は奇跡。こんな人はどこを探しても本当にいない。」と言われたことですね。
私もスライドを準備し、熱い熱いスピーチをしました。
スピーチ内容は、2023年の目標振り返りと2024年の目標共有ですね。
ちなみに、2023年の目標は
・患者数の維持
・定時就業率70%
の2つでした。
ただ、個人的には「患者数の維持」という目標は好きではありませんでした。
理由は、「具体的な数値目標ではないから」です。
目標は、可能な限り数値化されるべきです。
そうでなければ、評価がどうしても主観的になってしまうからです。
「頑張った感」を評価しても意味がないですからね。
10の仕事をするのに10の労力を要する人と、5の労力で出来る人がいるとすれば、評価されるべきなのは当然後者です。
しかし実際は、前者の方が「こんなに頑張ってます!」というアピールをしがちです。
そして評価者も、それについ反応して「よく頑張ったね!」と評価してしまいがちです。
「アピールしたもの勝ち」になるのは健全ではありませんので、目標は客観的な数値に落とし込むべきです。
そんな思想を持つ私が、なぜ「患者数の維持」という抽象的な目標設定にしたのかというと、
当院のポテンシャルに対する適正な患者数を測りかねていたから
です。
<限界突破した2023年>
2023年は、明らかにオーバーワークでした。
ART件数は
採卵1341件、移植1095件、合計2436件
でした。
敷地面積100坪でこの件数を行うのは、全国的にも異例中の異例です。
特に6月〜10月は壮絶を極めており、いつ誰が倒れてもおかしくない状況でした。
ただ、それでこそ価値があったと思います。
限界と言える領域を乗り越えたことには、大きな意味が2つあります。
・全員の基準が上がった
・適正な目標を数値化できるようになった
という2点です。
大抵の場合、多くの人が「もう無理だ」というポイントは、真の限界ではありません。
そこから、さらに一歩二歩踏み込んでいけるかどうかで真価が問われます。
そして、2023年の当院は真の限界まで踏み込んだと言って良いと思います。
私は気力・体力共に相当高いレベルにあると自負していますが、そんな私が限界認定しているのですから間違いありません。
<2024年の目標>
そんな2023年を踏まえた、2024年の目標がこちらです。
採卵件数は2023年の1341件から10〜15%減らし、1100〜1200件を目標とします。
その分定時終業率は80%に上げます。
患者さんの満足度を測るためのアンケートも実施し、全項目4.0以上を目指します。
待ち時間の項目が鬼門ですが、達成するための施策を色々打っていく予定です。
この目標が達成できたかどうかは、1年後、3周年記念パーティーで発表しようと思います。