Kanayan Tour 2012 ~Arena~ | ブロッギン敗北【ご愛読ありがとうございました】

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アウシュヴィッツが陸の上のジェノサイド、ヒロシマ・ナガサキが空からのジェノサイドだったとすれば、水俣病は海からのジェノサイドである。(栗原彬)
そして21世紀のいま、史上最悪のジェノサイドがパレスチナの地で、殺人国家イスラエルによって遂行されている…


 昨日は,ブロ友さんと大阪城ホールでの西野カナのライブに"参戦"。参戦というに相応しく,周りは中高生・女子率が高く,まさに四面楚歌,袋の中のネズミ状態(?)。それでも窮鼠ネコをかんでライブを満喫した!切ないメロディーと,稚拙だが純粋な気持ちを日常語で綴った歌詞と,民謡仕込みのボーカルと,三重弁のMCと…,何ともアンバランスで,その辺が魅力カナ。「美は乱調にあり!諧調は偽りなり。」席が遠くて斜めからだったのでよく見えなかったことと,Dear...を歌わなかったのが残念だったけれど,昨日はよく声が出ていて生歌はバッチリ堪能できた。たぶん西野カナも今がピークだろうから,そういう絶頂期の歌手を一度でも観られたことは感慨深い。以前観たメアリー・Jもキャロル・キングもビヨンセも絶頂を過ぎていたから,味はあったけれど,昨日のような熱というか勢いみたいなものはなかったな。

 ところで,昨日は名古屋から大阪まで車で行き,大阪城ホールからちょっと離れたコインパーキングに車を停めていたのだが,帰りにブロ友さんと分かれ,パーキングで駐車料金を払ってから,フラップ板が下がったのを確認して車を少し前に出し,ナビを操作していた。すると一台の車が回転灯をつけてマイカーに横付けしてきた。その車から一人の男が出てきて,運転席にいる私に話しかけようとしてきた。私服警官・刑事だった。

刑事: 駐車の仕方が変だな~。何をやってるんだ。

オレ: 今,駐車料金1100円を払って,少し車を前に出してナビで帰り道を検索していたんです。

刑事: ほんとに駐車していたのか。

オレ: はい。今さっき1100円払ったばかりですが…領収書は取りませんでした(しまった!)。

刑事: ここに停めようとしていたんじゃないのか。

オレ: 違います。今,戻ってきて,車を出したばかりです。

刑事: どこに行っていたんだ。

オレ: 大阪城ホールです。

刑事: 何しに。

オレ: 西野カナのコンサート…

刑事: …(何でこんな中年男が…というような怪訝そうな表情)

オレ: いけないんですか?これ…(買ってきたカナやんタオルとクリアファイルを見せつける)

刑事: で,どこから来たんだ?

オレ: 名古屋からです。

刑事: (ナンバープレートを見る)名古屋から一人で来たのか?

オレ: はい。。

刑事: 名古屋でもコンサートあるんじゃないのか。わざわざこっちまで来ないだろう…

オレ: 8,9日にあったんですが,名古屋には友達がいないんで(何でそんなことまで言わなきゃいけないんだむかっ)…大阪の友達と行くことにしました。

刑事: 友達はどうしたの?

オレ: さっき駅の方で別れました。

刑事: 本当か?ちょっと免許証見せて。

オレ: (免許証を渡す)

刑事: (免許証を裏表しげしげと見る)

オレ: …

刑事: これから帰るんじゃ,ずいぶん遅くなるだろう。ホントに帰るのか。

オレ: はい,でも3時間あれば行けますよ。

刑事: (観念した様子で残念そうに)じゃあ,気をつけて帰って下さいよ。

オレ: あ,はい。あとちょっとナビを操作してから出ますんで。むかっむかっ


 もう少し何か聞かれたような気がするが,端折って再現すれば,こんな感じのことがあった。脱法ハーブとか銃刀法違反とか何とかして私から悪行を探し出そうとする態度があからさまだったのだが,私自身,陰気な顔付きではあるが,そんなに人相が悪いのだろうか。黒い変なハットとマスクをしていたからか,最近見けなくなった旧式のBMWが目立ったのか。とにかく,何も悪いことをしていないのに疑われるということは気分が悪い。ここには詳しく書けないが,今別件で係争中の事件でも,被告人と2,3回会ったというだけで疑いをかけられ,メールや交友関係などをチェックされた経験もあり,事件に何の関わりもない人間が事件と無関係であることを証明しなければならないという矛盾を肌で感じている。その倒錯した関係を前提にした警察・司法の傲慢な態度が誤認逮捕や冤罪を生むんだろうなと感じた。大袈裟に言えば…。まぁ,刑事の側からすれば疑うことが仕事みたいなものだから,私たち市民の側も協力すべき範囲では協力を惜しまないが,あの横柄さと目つきの恐さは何とかならないものか。ともあれコンサートで上昇したテンションは,この職務質問で一気に地に堕ちた。

 気分が悪いので,その後,ナビで近くの銭湯を調べて直行。そこはいろんな種類の湯船があって心地よいバスタイムを過ごしていたが,そのさなか,銭湯の有線(?)で,たまたま山下久美子の「バスルームから愛を込めて」が流れていて気分も再浮上し,家路についた。午前3時に無事帰宅。以上,すべて実話。

 それにしても,前回書いた中上健次と昨日の西野カナ???全く交わらない,対極の世界。時々自分で自分のことがよくわからなくなるが,両極端を行き交うことで,中庸というものが見えてくることもあるだろうか???


ブロッギン・エッセイ~自由への散策~


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私たち/西野カナ ←ライブで盛り上がった曲。




バスルームから愛をこめて/山下久美子 ←銭湯で盛り上がった曲。




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