OL的東京人生ゲーム

OL的東京人生ゲーム

しおり25歳、
東京を舞台としたグルメという軸で眈々と恋愛ネタを綴ります

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彼の部屋から眺めるベイエリアは、きらきらとしていつもなぜかもの悲しい。

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さて男性の部屋の水回りMarks&Webがどうして信用ならないかというと、以下理由です。偏見に満ちた意見ですので純粋に愛している方は気を害さないでください。


・男性は身なりに直接関わらない部分のコスパ観点が厳しく、花王でいいじゃんとなる。
・それでも自腹で使う場合モテ部屋コミット確定
・または不特定多数の女たちからの貢ぎ物

仲良しカップルが純粋に気に入って常備する分にはいいんです。
今回わたしが勝手に水回りに集めたマークスウエブは商社タワマン彼氏の株を高めるようでいて、まだ見ぬサブ彼女たちに見せしめるマーキングの意味を成していました。
ですから男性の家にいってこれらがドヤドヤと置いてあったらモテ部屋コミットか他の女の存在を疑うことを勧めます。

そういった芳しいブランドはいくつかありまして。まだまだ教えてほしいくらいです。
ジョンマスターオーガニック
ジョーマローン
メゾンドリファー

本当はジョーマローンのほうが好きな香りだし、いい男気取りできますが。「ナルっぽいからやめてくれない?笑」という鶴の一声で却下されました。

わたしたちは束縛は嫌いなのでデートは2週に一回週末こってりか、平日昼夜さくっと待ち合わせることが多めです。
わたしと会う以外の彼はホームパーティーや接待、合コンやらナンパ待ちやらちゃらちゃら忙しいようですがそこは知らぬが仏です。
ふたりの時間を作ってくれるだけで十分なのです。

この日実はジョーマローンのバスオイルを自宅用に買ってました。「えっ何それ、おしゃれだね」と食いついた②、試してみようか?とわたし。

彼②「じゃあ今夜はふたりだけでパーティーだね。寝かさないぞ(笑)」
わたし「明日は土曜だし朝まで付き合うよ!気がついたらonly one partyだたりして」
きゃっきゃとお気に入りのプレイリストをかけて銘柄はわからなかったピンク色のシャンパンを空けました。

わたしたちは心底気が合います。楽しく過ごすことに情熱を燃やし、お互い上昇のためには議論も交わす。彼が飲みすぎて動けなくなった夜は週末つきっきりで介添え(笑)したし、わたしの機嫌を損ねた日は花とハーブスのケーキを携えて家まで来てくれました。無理なら無理、言うときはとことん。これ以上ないくらい完璧な彼氏。


シャンパンが進むうち、ボトルとグラスを浴室に持ち込み飲もうとなりました。2人で入って少し狭いくらいの浴槽。彼に折り重なる形となりました。

ちなみにバスオイルは個人的に浴槽に垂らすより、お風呂から出てシャワーを浴びる前に使うのが好きです。用法間違っていてもたまーにたっぷり贅沢に使うのがいいんです(ジョンカビラ風)!

彼②「年次的にも駐在の辞令渡されるとしたら今年なんだけどさ」と単刀直入に彼。
今夜はいちゃいちゃべろべろムードじゃないようです。
わたし「行くとしたらドバイ?」何やらドキドキ、シャンパンが進みます。

彼②「そうかな。決まったら3年くらいで期間はわからない。ドバイ拠点で近隣回る感じだから働き方は今やってるのとかわらないかな。日本にもミーティングとか研修でよく帰ってくると思うよ」

2015年、それぞれの人生の分岐点にある。
このタイミングに驚くことにわたしは、自社の海外支社への異動にエントリーしないかと持ちかけられていたのです。

さきほど、彼②は「よく帰ってくると思うよ」と言いました。つまり彼がやんわり提示したのは遠恋です。

わたし「もし決まって来年から行って戻ってきたら31歳?」
彼②「しおりは28歳か。それまで待っててくれる?俺以外の男のこと考えちゃダメだからねゼッタイ(笑)。まあしおりにどんどん集まって来ちゃいそうだけど俺のこと大好きだから大丈夫でしょ?」

へらへら笑ってこんなことを言ってのける。キモいカン違い男にこんなこといわれたら1万年前から無理だが彼には許せてしまうのは、彼の絶対的な自信とほどほどの愛情によるものなのでしょう。愛情はバランスとタイミング。

わたし「はいはい。応援してますから。お土産期待してるよ」とにっこり笑顔でグラスにシャンパンを注ぐと、ボトルを携えていた手を強く握られあやうくボトルもグラスも落とすかと思いました。

わたし「どうしたの?」

彼②「もし決まったら一緒についてくる覚悟ある?」彼はいつになく真顔だ。

わたし「3年だよね…」

彼②「結局10年くらいいる人もいる。現地に家族を連れてくる人もいるし、こっちで結婚して単身赴任する人もいる。即答の必要はないけど、色々なパターンがあるからふたりで考えよう。」

わたし「そうだね。そんな風に考えてくれてたなんて嬉しいよ。イメージ沸かないけど、考えよう。」

彼はわたしが浴槽で持つグラスとボトルをひきあげ、優しくぎゅっとしてくれた。
彼②「しおりさん、もうすぐ1年だしちょっと住んでみませんか?決まるまでの間でも」
 
わたし「そうだねえ」

彼はわたしがこんな素晴らしいタワマンに居着かないことを以前より不思議がっていた。確かに女子が見たら圧倒的に惚れてしまうロケーション、窓からの眺め、社会人3年目には普通手に入らない部屋の広さ。なにより彼との楽しい暮らし。素敵だと思う。

しかし理由はいくつかあった。
・おそらく同じ棟に昔のセフレが住んでおり会いたくない
・便が悪い
・わたしの生活を見られると浮気バレの可能性が上がる

3つ目の理由が大きいけれど、恐らく今はきっと人生の分岐点。色々思うことがあるときはアクションするに限る。とことん舵を切ろうじゃないですか。

わたし「いいよ!住ませて。料理苦手だからハウスキーピングまかせて」

彼②「やった!広くて寂しかったんだよ。
ハウスキーパーは来るから最初の仕事はくつろぐことだな」

わたし「外出多いけどよろしくね」

彼②「俺の出張も負けないっ」

とういわけでまさかのなんと、その日からしばらく住むことになりました。彼①を裏切る気はさらさらない。それぞれが楽しく幸せに過ごせたら問題ないのよね?わたしにはそれを完璧にする自信がありました。

そこからはいちゃいちゃして何戦か交えて気づけば明け方。
朝日を浴びながらまどろんで、彼が「いつかティファニーで朝食を」を読んでずっと行きたがっていたル・パン コティディアンへ。

睡眠不足で気だるいけれど、空は晴れて好きな人は隣で笑っていて小麦薫るパンはしっかりとして美味しい。

わたしは彼とのピリオドに向けて走り出したことに目を背け、ただただ幸せな気分にひたるのでした。

本日のお店
ル・パン コティディアン
美味しさ ★★★★☆
雰囲気 ★★☆☆☆
コスパ ★★★★☆
やれる ☆☆☆☆☆