『北海道連続殺人 オホーツクに消ゆ』というゲームを知っていますか?

 

 

オホーツクに消ゆは1980年代に発売されたアドベンチャーゲームで、当時小学生だった私も夢中になってやりました。

今思うと小学生がやるには早すぎる重~い内容のゲームでしたが、このゲームをやったことがきっかけで北海道に強い憧れを抱き、いつかゲームに登場した地に行ってみたいと思っていました。

 

『オホーツクに消ゆ』とは

『北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆ』(ほっかいどうれんささつじん オホーツクにきゆ)は、堀井雄二がシナリオを手がけたアドベンチャーゲーム。同じく堀井雄二がシナリオを手がけた『ポートピア連続殺人事件』『軽井沢誘拐案内』と本作を合わせて「堀井ミステリー三部作」とも呼ばれた。

(中略)

北海道を舞台とし、摩周湖や屈斜路湖を始め、網走刑務所や北浜駅、夕張炭鉱などの現実の観光スポット、網走刑務所で作成されているニポポ人形など実在の風物が登場する。

(Wikipediaより引用)

 

 

北海道編のスタート地点、釧路

 

オホーツクに消ゆのストーリーの流れをおおまかに書くとこんな感じです。

 

1.東京湾の晴海ふ頭で男の死体が発見され、主人公(ボス)が助手の黒部と一緒に捜査を開始。(東京編)

2.捜査の中で被害者の男の身元が判明。被害者は北海道釧路市の出身であることが分かる。

3.捜査の舞台は北海道へ。主人公と助手のシュンが道内のあらゆる場所で捜査を進めていく中で、一連の殺人事件の背景にある悲しい過去と陰謀が明らかになる。(北海道編)

 

主人公が最初に降り立った北海道の地が釧路で、北海道編のスタート地点と言える「聖地」です。

このゲームが好きだった者として行かないわけにはいきません。

しかし釧路は札幌、函館といった有名観光地に比べて地味だし交通の便も悪そうという理由で行くのを躊躇していました。

ペーパードライバーである私は交通手段が限られています。

 

そんなこんなで最後に北海道に行ってから何年も経ってしまったのですが、今年に入って釧路行きを考えるようになりました。

いろいろな旅サイト、旅行記のブログを読んで情報収集をする中、釧路駅からスタートするバスツアーを発見!

車の運転ができなくても、このバスツアーを利用すれば釧路市内は勿論、ゲーム中に登場した摩周湖、屈斜路湖、阿寒湖もいっぺんに回ることができます。

 

というわけでやっと心を決めました。

釧路へGO!

 

釧路までの道のり

 

東京・羽田空港から釧路空港までは、飛行機で1時間30分ほどのフライトです。

ANAの直行便は一日3便で、うち2便がエアドゥのコードシェア便。

札幌行きに比べるとやっぱり本数が少ないです。

 

 

機内Wi-Fiを使ってANAのサービスサイトへ接続すると、目的地までの所要時間と現在地が確認できる。

Wi-Fiの設定がよく分からずスマホと格闘していたら、いつの間にか茨城上空を飛んでいた。

 

釧路空港へ到着。

愛称は『たんちょう釧路空港』です。

 

 

たんちょう釧路空港

 

釧路市内への移動には『阿寒バス』の空港連絡バスを利用しました。

 

空港出口の両側にあるバス券売機で乗車券が買える。

 

空港のバス乗り場

 

空港連絡バスは各航空会社の飛行機到着時刻に合わせて発車時間が決まるので注意が必要です。

釧路駅までは片道940円、50分ほどのバス旅です。

 

たんちょう釧路空港の名の如く、バスの座席カバーはたんちょう柄。

 

 

バスの車窓から撮影。

釧路は霧の都市と言われていて、この日の空もどんよりしていて寂しい雰囲気が漂っていました。

しかしこれこそ子供時代に夢中になったゲームのイメージそのもの!

桜も見ることができてよかったです。

 

 

 

釧路駅に到着。

宿泊先は駅からすぐの場所にある綺麗なビジネスホテルです。

 

釧路駅前

 

北大通

 

宿泊先のホテル『コンフォートホテル釧路

 

チェックインを済ませ、「いろいろ見て回ろう!」と意気込んで街に繰り出しました。

この後「こんなはずでは」という事態になることも知らずに。