昨夜、打ち合わせから帰ってまもなくサイレンがウーウーと鳴りました。
午後11時頃でした。火災発生の知らせを伝える無常なまでもの響き。
いつ聞いても鳥肌が立ちます。私の所属している消防団の管轄の火災発生。
着替えて法被を着てポンプ小屋まで一目散。すでに何人もの団員が集まって
いました。頼もしい限りです。現場まで10分足らずの道のりでしたが、辺りを
見回し、煙や炎がどこから出ているかを確認しながら現場へ急ぎます。
すでに、現場周辺は、大混乱していて、広域消防車が数台、消防団車両が数台
それにパトカーなど入り乱れながらも、懸命の消火活動をしていました。
倉庫火災であったために、内部に燃えやすい物があるかもしれないということで
立ち入り禁止区域がもたれ、数十本の消化ホースが懸命に水をかけていました。
しかし、火の勢いは、中々収まらず、むしろ拡大していきました。やはり、最近、
乾燥注意報が出ずっぱりでしたので、その影響もあったのでしょう。
幸いにも北風がなかったのがせめてもの救いでした。
私たち消防団員は、広域消防の後方支援ですが、水も出しますし、交通整理も
職務なのです。
普段は、自分の生業を持ちながら、地域の人々の身体・財産を守るのが消防団
員に課せられた使命です。ですから、どんな寒い夜中でも、火災現場に駆けつ
けて、団長の総指揮のもと、消火にあたります。その姿は、私が言うのも変です
が、本当に頼もしい限りです。こういう組織があるからこそ、地域の身近な安全
は守られているんだということを再認識させられました。
火は、無事鎮火しましたが、消えるまで2時間ぐらいかかりましたので、本当に
寒かったです。
ずぶ濡れになった団員の皆さんは、風邪などをひかぬように注意していただき
たいと思います。
本当に消防団員でよかったと思いますし、誇りに思えます。