今日の報道で、全国で精神的な理由で休職している先生方が、5000人
以上いるという。
教員が精神的な病気で休職する理由について、教育委員会に聞いたところ、
業務が増えたことによるストレスや、保護者や住民からのさまざまな要望や
期待に応えることへの負担などがあげられたほか、若手の教員の場合は、
最初に描いていたイメージと違い、自信をなくしてしまう傾向が強いということ
らしい。
確かに先生の業務は、大変だということは、わかっています。授業を教えるだけ
ではなくて、普通は、家庭で教えるようなことまで、いわゆる“躾”までしなければ
ならない。
一番ネックなのは、モンスターペアレントと呼ばれる保護者からの無理な要望
などではないでしょうか。テレビでしかそんなことは実際に起こらないと思って
いましたが、「家の子供の評価点は、なぜ低いの?」とか「あの先生とは、合わ
ないからクラスを変えてくれ」とかということが、校長先生や教育委員会に抗議が
きているのにはびっくりさせられました。
確かに保護者も保護者ですが、先生にもぜひ頑張っていただきたい。大学を
出ていきなり、社会の現実にぶつかるわけですから無理はないのですが、
先生という職業は、普通の会社とは違って、新入社員として見られることはあり
ません。職員室的には、新米でも、生徒や保護者から見れば先生は、新米でも
先生なのです。
先生という聖職を志したのですから、ある程度の厳しさは、同年代の人よりは
わかっていたと思われます。ですから、それを乗り越える精神的な強さを身に
付けていただいて目の前の課題に取り組んでいただきたいと思います。
来年度からは、少人数学級も始まります。先生の採用も増えるかと思います。
ぜひとも、机上の勉強ばかりでなく、社会的な勉強も数多く学んでいただいて
人間的に強く、生徒ばかりでなく、保護者や地域の人からも慕われるような
先生を目指していただきたい。
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