デザインの日に思うこと。 | ほっとひといき えりいとcafe 営業中

デザインの日に思うこと。

こんにちは、ピンチヒッターのくみちょーです。

エリート情報社本社では毎月頭に全体朝礼があります。
通常朝礼は情報部門と印刷部門で別々に行われ、業務の進捗や予定・報告などが交わされます。
毎月1回の全体朝礼では社長からも報告や訓辞がありますが、
社長情報によると、
今日10月1日は「デザインの日」だそうです。
1959年10月1日に、通産省にデザイン奨励審議会が設置されてデザイン振興政策が行われるようになったことを記念した日。
・・・知りませんでした。

デザイン、といえば。
くみちょーが数年前に京都舞妓に遊びに行った際、友人と京友禅着物の絵付け体験なるものをしました。
正絹のハンカチに数種類ある図案の中から好きなものを選び、専用の顔料で色を入れる観光客向けの体験です。
絵にはそこそこ自信があったので「ちょろい」と思ってはじめたら・・・。
これが難しい!! 不安定な布に悪戦苦闘!
色の出し方やにじみやぼかしなどの技法も簡単に教わりましたが、見るとやるとでは大違いです

思ったような作品に仕上がらなかった悔しさで、体験教室の終わった後もしょんぼりしていると、先生のお一人に
「ここからちょっと行った先に自分の工房成人式があるからのぞいていくかい?」と誘っていただきました。

そこは「久利匠」さんの工房。普通の住宅街にありましたが、実はいくつかの棟に分かれた立派な工房。
通していただいた仕事場では数名の職人(かなりご年配)さんが熱心に絵付けをされてました。
所狭しと並ぶ作品の数々は、絢爛豪華な花嫁衣装の打ち掛けきものから上品な柄の訪問着着物など。とはいえそれらは反物や
絵羽(えば)縫い(仮縫いのことです)で置いてあるので、「柄合わせが大変そう・・・」とつぶやいたら「大変だけど、そういうイショウがきっちり出来たときはキモチイイんだよ」と職人さん。
「イショウ?」・・・あ! 意匠か! デザインってことね!


「伝統を守りながら新しいモンも入れてかないとつまらないでしょ? そこにお客さんの好みや、合いそうな色や柄を提案しながら意匠を決めていくんだよ」
(京言葉に変換してください)

ああ、一緒なんだな~って思いました。
何百年も前から商業デザインの基本は変わらないのね、と。
今は「芸術」となってる絵画バベルの塔や建築物凱旋門も、もとはといえば発注者がいて、その注文に応えたもので飛び抜けて優れたものが現代にも残ってるってことで。

「新しいデザインも取り入れるんですか?」
「そうだよ、アンアン赤ペン先生も読むよ。おじいちゃんだけどね(笑)」

あ~柔らかい~柔らかい 

「目に入るもの感じるものはすべて取り入れるよ。これ使える!と思ってもす~ぐ忘れちゃうからメモもカメラもいつも持ってるしね」

あ~見習わないと~電球

せっかくの「デザインの日」
「天高く馬肥ゆる秋」ですし、美味しいものや素敵な景色や読んでない本、観てない映画などもどんどん取り入れて、くみちょーのデザイン力も肥やしていきたいです。おなか周りだけじゃなくってねっ!

明日は息子さんと「スポーツの秋」を満喫してるかな~?の
あずま・ジョーの登場です!