あれから。
おはようございます。
先日、お風呂のドアにカビを見つけ、お風呂上りに激落ちくんで磨いていたら、すっかり冷えてお風呂に入り直したくみちょーです。
明日3月11日は東日本大震災発生から1年になります。
くみちょー的にはあっという間の1年でした。
去年のその日は、更新申請していたパスポートを受け取るためお休みを取っていて、さあ!出かけようとした矢先の揺れでした。
突き上げるような揺れのあと、いきなり襲った強震に焦り、食器棚の中でガチャガチャいってる音や建物のきしみ、火の元や玄関や窓を開けなきゃ!と動いた後、まず思ったのが「猫!」。
怯えてソファの下にもぐったのをひっぱり出そうとしてるうちに、揺れがおさまり始めました。
今まで体験した地震より揺れの大きさも、時間の長さも想定外。
ひとりで自宅にいたので、声を掛け合う相手もなく、静かにパニックを起こしてました。
怯える猫を抱いて、つけっ放しだったテレビの情報を、ただ呆然と眺めてました。
目の前に流れるテレビの映像は、現実のものとは思えないほどで。
刻々とリアルタイムで街を車を人を飲み込んで行く波を、
「うそでしょう・・・」とつぶやきながら見てました。
電話も繋がらず、親や弟たちとも連絡が取れない。
会社がどうなってるかもわからない。
あんな心細い思いをしたのは初めてです。
ただ、震災の後に起こったいろいろなトラブルや続く余震の中から、教訓になるようなこともいっぱいありました。
例えば・・・家族と連絡がつかない場合は、落ち合う場所を決めておく。
避難場所の確認。
携帯はバッテリーを備える。別に手書きのアドレス帳を持つ。
カバンは両腕が自由になる斜めがけのショルダーにする。
常備薬は多めに持ち歩く。
車の燃料は早めに補充しておく。
寝てる時の格好を見直す などなど。
他にもあったけど思い出せないので(駄目)
備蓄も少しずつ整えてます。
ライフラインの復旧には通常3日を要するそうです。
その間の備えをしておくのは大事とのことなので、
我が家には猫(みそか)がいるのでキャットキャリー(一番奥)や餌なども。
あとは人間の食料や水。防水ラジオや水タンク。
懐中電灯に蓄電式のライトやアナログにろうそくも。
手前の風呂敷は以前テレビで「あると便利」と言っていたので。
写真には入ってませんが、乾電池やカセットコンロとボンベもありますよ。
最低限の物は持ち出せるようにリュックも用意。
旅行用に数年前に買って使ってないリュックは、非常用リュックになりました。
車にも水と寝袋やタオルを数枚積んでます。
どれもこれも震災前には考えもしなかった備えです。
のんきに暮らしてたんですね~。
「備えあれば憂いなし」。
それでも不安が消えるわけでもないですが、やらないよりマシかな、と。
みなさんのお宅ではどんな備えをしてますか?
家族での決め事など話してますか?
あれから1年。
失ったものはあまりに大きいけど、少しでも守っていけるように、この1年を振り返ってこれからの1年に役立てていきたいと思います。
・・・ちなみに我が家の愛猫「みそか」さん。
メインクーンという大型の種類で、昔は男の子でしたが今は天使です。現在体重6kg、物心ついてから自分以外の猫を見たことありません。