莉子『もしもし。』



岩『今はいい?』



莉子『うん。さっきはごめんね、友達と飲みに行ってたの。』



岩『わ、ごめん、俺邪魔しちゃった?』



莉子『ううん、大丈夫。もう帰ろうかって話してたとこだったから。』



岩『じゃぁ今帰り?』



莉子『うんそうなんだけど、、、』



岩『けど?』



莉子『電車止まっちゃってて駅でタクシー待ち中です(笑)』



岩『それ早く言ってよ!迎えに行くし!』



莉子『えっ?!そんなの急に悪いから…』



岩『平気平気!俺も帰ってる途中だから!今どこの駅?』



駅名を伝えたら15分くらいで着くとのことで、がんちゃんとの電話を切った。



莉子「こんばんは。」



岩「すぐ分かった?近いとこにいたからすぐ来れて良かったわ~。」



莉子「仕事終わりで疲れてるのにありがとう。」



岩「大丈夫。俺最近筋肉ついてタフだから(笑)」



莉子「ふふふ、何それ~(笑)」



車で今日のこと、麻衣のことを話していたらすぐにお店に着いた。



莉子「ねぇ、少し時間ある?聞きたいことがあるんだけど…。良かったらうちに来て?」



岩「いいよ。」




莉子「どうぞ入って。今お水でも出すから座ってて。」



岩「お邪魔しまーす。へ~、莉子の家ってか部屋こんな感じなんだ。」



コップに注いだ冷たい水をテーブルに置きソファに座ったがんちゃんの隣に莉子は座った。



莉子「…がんちゃん。この前どうして『好き?』って聞いたの?」



静かな部屋に私の言葉だけが響く。



岩「知りたかったから…だけど?」



莉子「…私に不安になっちゃった?私上手く付き合えてないかな。」



岩「それ、どうゆう意味?」



莉子「…ごめん。」



岩「ごめんじゃわからない。莉子、教えて。何思ってる??」