閉店時間をむかえて後片付けを簡単に済ませて麻衣と飲みに出かけた。
麻衣「お疲れ様~!」
莉子「お疲れ~!」
麻衣とは最近の出来事や愚痴を話していたらお喋りに夢中であっという間に日付がまわっていた。
麻衣「わ、こんな時間!明日も仕事だし、そろそろ帰る?」
莉子「うん、そうしよっか。」
お会計をしている最中にスマホが震えた。
莉子「あっ…ちょっとごめん。」
がんちゃんから電話だ!
莉子『もしもし?』
岩『もしもーし!今大丈夫?』
莉子『ごめん、今ちょっと…』
岩『わ、ごめん。タイミング悪かった?時間みてまたかけるから。』
莉子『うん、ごめんね。』
岩『じゃぁまたあとで。』
電話を切って会計を済ませて麻衣とお店を出て駅へ向かってゆっくり歩き始めた。
麻衣「さっきの彼氏さんでしょ?」
莉子「////////まぁ。」
麻衣「当たりか~♡いいな~。」
莉子「麻衣は?」
麻衣「私の話はやめてよー。恋なんて何年してない…。それよりこの駅から終電まだある?」
莉子「調べてみよっと。えっ嘘…電車止まってる。」
麻衣「本当に?莉子どうするの??」
莉子「困ったなぁ…」
麻衣「私のうちに泊まりにくる?」
莉子「お店の準備があるから帰っておきたいんだよね…。タクシーで帰ろうかな。麻衣は電車ある?」
麻衣「私の乗る電車は大丈夫みたい。終電に間に合いそう。」
莉子「じゃぁ私、タクシー乗り場あっちだからここでバイバイだね。」
麻衣「そうだね。今日は急だったのにありがとう!また遊ぼ!」
莉子「私こそありがとう!またね!」
麻衣と別れてタクシー乗り場に並び始めた時、莉子のスマホが震えた。