今夜は久しぶりにお店にがんちゃんが来てくれた。



閉店後のお店の片付けをしながらカウンターに座ってるがんちゃんと近状話をしている。



そういえばあの時、がんちゃん何話そうとしてたのかな。



莉子「ねぇねぇ、この間楽屋にお邪魔した日になにか話たそうにしてたけど…なんだったの?」



岩「あー…あれは、」



莉子「あれは?」



持っていたカップをテーブルに置いて手を止めた。



岩「俺の悪い癖だから気にしないでくれると…」



莉子「がんちゃんの癖??知りたくなるんですけど♡」



莉子は少し意地悪そうに微笑みながらがんちゃんの隣に座った。



岩「じゃぁ聞くけど…俺のこと好き?」



莉子「/////////」(コクンと頷く)



岩「言葉で聞きたいんだよなー」



莉子「…好き。」



岩「もう一回言って?」



莉子「いじわる…もう言わないっ////////」



がんちゃんはほっぺと耳を赤くした莉子をギュッと抱きしめた。



莉子「がんちゃん…意外と寂しがり屋さんだね。」



岩「気づいてなかった?(笑)」




莉子「私に似てドライなタイプかなぁって思ってたよ。」



岩「ドライっぽく見せようと思ってたけどダメ、莉子には無理。莉子のこと本当に好きだからごまかせないや。」



本当の俺でいないと


大切な時間が消えていきそうだ。


もっと強くならないと


なにも掴めなくなりそうだ。



俺は本命の君の愛以外はいらない。