岩「たくさん荷物あるしとりあえずうちまで一緒に帰ろ?」



莉子「うん。」



空港からタクシーでがんちゃんのマンションへと移動した。



車内ではマネージャー等とやりとりをしているがんちゃん。



岩「隣にいるのに仕事のことばかりでごめん。マネージャーがさ、撮影がスケジュールより早く終わったから空いた時間に次の仕事入れるって…」



莉子「そうなんだ…。」



岩「ってのはやめてもらったから!(笑)せっかく莉子と帰国してすぐ会えたからこの時間逃したくないからな。」



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マンションに帰って、部屋に入り荷物を一緒に運んでくれる莉子を見るとコートの裾からはみ出て見えている色に気づいた。



岩「あれ…?もしかして…。莉子こっち向いて。」



莉子「?」



がんちゃんはそっと莉子のコートの胸元にあるボタンを外した。



コートの下にはあのドレス。



莉子「今日初めて着たの。…どうかな?」



肩を引き寄せて、莉子をぎゅっと抱きしめた。



岩「凄く似合ってる。…着てもらうためにプレゼントしたけど莉子が綺麗すぎて誰にも見せたくなくなるじゃん。」



莉子「がんちゃんに見てもらえたから今日が最後でもいいよ。」



岩「…。(それは勿体無い気するし、でも莉子のドレス姿が他のヤツが見たら絶対ほっとかないし…あー、複雑っ!!)」



がんちゃんは両手を莉子の背中から両肩へゆっくりと移動させる。



莉子「??がんちゃん?」



岩「莉子…(Kissして)いい?」