タクシーで莉子のカフェへと向かった。



その途中車内ではマネージャーからの電話を受けていたからほとんど話せなかった。



カフェに着いてまずキッチンへ入った。



すると、裏口の扉の前に積み上がる段ボールが目に入った。



岩「もしかしてこれ運ぶやつ?」



莉子「あっ、そうなんです。ちょっと重たくて後回しにしてしまっていて…それでは扉開けられないですよね…」



岩「じゃぁこれとりあえず運ぶとするか!どこに持ってけばいい?」



莉子「階段上がってすぐ右に倉庫にしている部屋があるので、そちらにお願いできますか?」



岩「おっけー!」



8個あった段ボールの移動はあっという間に終わった。



莉子「重たい仕事頼んでしまってすみません。ありがとうございます。」



岩「平気平気!ライブで踊りっぱなしの日の方がキツイし(笑)あとはやれることある?」



莉子「じゃぁこっちの…」



莉子の後ろをついていくつかある中のテーブルの一つへと移動した。



莉子「テーブルにあるお砂糖の補充お願いできますか?」



岩「いいよ!」



莉子「こっちの角砂糖をこの中に…」



岩・莉子「「あっ‼」」



2人同時に砂糖の入った陶器の蓋を開けようとして、手が触れた。



岩「ご、ごめん////////」