マリエ「…なにあの子。」
マリエは会場の楽屋の窓から関係者出入口を見ていた。
女優友達「マリエどうしたの?あの子って?」
同じ楽屋にいた女優の友達も窓の外を覗く。
マリエ「三代目のメンバーと、岩田さんと2人で話すなんて…。スタッフのくせに許せない!」
女優友達「仕事の話してたんじゃない?」
マリエ「そんな感じじゃなかった。」
女優友達「マリエ、顔怖いよ…?」
マリエ「私まだ2人っきりで話せたことないのに。許せない。」
コンコンッ
スタッフ「お二人ともそろそろお時間で〜す!
宜しくお願いします。」
マリエ「はーい♡」
女優友達「…出た、マリエの二重人格。」
マリエ「違うわよ!
あのね、私は根っからの女優なのよ(笑)」
マリエはニヤッと笑った。
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イベントが始まった。
ステージから少し離れた場所で音響の操作をするのが私の仕事。
美「よしっ、次は…」
ステージの様子も見ながら、台本も見ながら音響を流す。
ステージ上ではプレゼンターの三代目メンバーと女優さんたちと司会者が順調にイベントを進めていった。
約3時間トラブルなく、スムーズにイベントはあっという間に終わり、ステージ上にいた人達はステージから降り楽屋へと戻り始めた。
マリエ「みなさん、今日もお疲れ様でした〜♡」
NAOTO「お疲れ様!」
健二郎「お疲れさんっ!」
岩「お疲れ様でした。」
マリエ「先週も今日も一緒にお仕事できて楽しかったです〜♪」
隆二「また何かで一緒になったら宜しくね!」
マリエ「はいっ!
私、岩田さんとは来月からドラマの撮影なんです♡
岩田さん宜しくお願いします!」
岩「あっ、はい、こちらこそ宜しくお願いします。」
臣「…。」
NAOTO「それじゃぁ俺たち楽屋こっちだから。」
マリエ「ではまた♡」
手を振るマリエと別れてメンバーは楽屋へと戻った。
臣「岩ちゃん、あの女優さんと来月から撮影入るんだ?」
岩「はい、特番ドラマの撮影で。」
健「岩ちゃん気ぃつけてな〜。ありゃ襲ってくるで?(笑)」
岩「あははは(笑)まさか〜(笑)」
直己「いや、彼女は肉食系とみた。」
岩「…大丈夫ですよ。
俺も男だし、分かってます。」
さっきは笑っていたがんちゃんの顔は引き締まった表情になっていた。