いつぐらいぶりだろう?と思うくらい全速力で駐車場に止めてある車に向かった。
美「はぁ…はぁ…えっと…はぁ…はぁ…」
鍵をあけて後部座席でディスク探す。
美「あった!」
ディスクを手に持って、また全速力で引き返す。
美「はぁ…はぁ…ヤバイ…脇腹が…痛い…」
走ってはいるけれど全然速くないな…
足も痛い。
美「はぁ…、はぁ…、あと少し…」
同僚「あっ!来た!」
美「あ、ありました!…はぁ…はぁ…」
同僚「ありがとう!!」
美「いえ、はぁ…はぁ…はぁ…はぁっ!!」
急激に胸が苦しくなってきた。
美「はっ…っ!はぁ…っっ」
同僚「大丈夫?!しっかりして!」
美「はぁっ…はっ…く、苦しい…」
スタッフ「過呼吸になってる!誰か袋ないか?あと医務班に連絡!」
美「はぁっ…!はっ…っ!はぁっっ…」
スタッフ「ゆっくり呼吸して!」
ゆっくり息を吸おうと頭で思っても体がついてこない。
苦しい…。助けて…。
私はパニックになり意識が遠のく中で、担架に乗せられた。