岩「あぁ美味しかった〜!」




美「私ハワイ料理好き〜♪」




里「私も!」




健「今日は楽しかったわ〜2人ともおおきに。」




美「私たちこそ楽しい時間をありがとうございました。」




里「明日も撮影頑張って下さいね!」




健「まかしときー♪」




岩「美咲、この後ちょっとだけ時間もらえる?」




里「私1人でホテルまで帰れるから、美咲ゆっくりしてきていいよ。」




美「里沙…ありがとう。
  うん、大丈夫だよがんちゃん。」




健「邪魔しちゃあかんし俺も部屋に戻〜ろっ!
  またな、美咲ちゃん、里沙ちゃん!」




美・里「健二郎さん、おやすみなさい。」




里「それじゃぁ私、先に帰ってるね〜!」




美「うん、気をつけてね。」




岩「美咲、あっちでもう1杯だけ飲んでこ?」




美「うん。」



私とがんちゃんはホテルのバーでお酒を頼むとテラス席へと向かった。





岩「しっかし初めは美咲がハワイにいるなんて、夢かと思ったよ。」



美「だよね、ビックリさせちゃったよね!
  里沙の勢いに押されて思いきって来ちゃったの(笑)」




岩「ビックリもしたけど俺はシンプルに嬉しい!って思ったけどねー♪」




美「まさか本当にこっちで会えるとは思ってなかったから、私もハワイでがんちゃんに会えて嬉しいよ。」




岩「でもせっかくのハワイを一緒にゆっくりできないのは残念だよなー。
  仕事で来てるから仕方ないけど。」




美「あっ、三代目の仕事ってことは隆二さんも一緒だよね?」




岩「隆二さん?もちろん一緒だけど…」




私から隆二さんの名前を聞いてがんちゃんの少し表情が鋭くなった。




美「実は少し前に会社のビルで隆二さんに会って、、、」




岩「…2人で会ったの?」




美「数分立ち話をしただけだよ。
  でね、聞いてがんちゃん。
  私、がんちゃんと付き合ってるって話したの。‎」




岩「!!そうなんだ。」




美「この話をすぐに報告できなくてごめんね。直接伝えたくて。」




岩「いや、俺の方こそ俺から隆二さんに話すって言ってたのに話せてなくてごめん。」




美「じゃぁ隆二さんから私から聞いたとか話はしてないんだね。」




岩「隆二さんと2人になる時間なんてほとんどなかったからー。」




美「今年はそれぞれの仕事も多いもんね。」




岩「そうそう。今年は特に。
  俺は映画やドラマの仕事が立て続きに入ってて、それでメンバーとも余り会えてなかったなぁ。
  ‎だからこのハワイでの仕事はメンバーといられて楽しいんだ!」



美「良かったね、メンバーみんなとハワイで楽しい時間が取れて♪」



岩「でも」




美「でも?」



岩「今ハワイで美咲といるのが一番楽しい!」



がんちゃんの顔に笑顔が溢れる




美「私も今一番楽しいよ。幸せ♡」



ハワイでがんちゃんと2人きりの時間。



短くても、こんな贅沢な時間がもてるなんて幸せ。



ハワイは本当に楽園。



私の寂しかった心を癒やしてくれる楽園。