岩「この後どーする?うちくる?」




◆「どうしようかな…」




岩「えっそこは即答じゃないの?♡」




私にぐっと顔を寄せて笑いかけるがんちゃん




◆「///////…うん、がんちゃんち行く。」




岩「よっしゃっ♡じゃあ行こっか。」




私たちはお店を出てタクシーへ乗り込んだ。






◆「がんちゃんち、飲み物ある?」





岩「あー、切らしてるかも。」





◆「だと思った〜。買ってく?」




岩「そうだな。
  すみません、コンビニ寄ってもらえますか?」



タクシー運転手「はい、分かりました。」




◆「私が降りてササッと買ってくるよ。」




岩「いや、それは悪いから俺が…」




◆「気付かれたら大変でしょ?」




岩「まぁそれはあるけど…。」




◆「はい、決定!私買ってくるね。」




岩「じゃぁ…お願いな。」




私はタクシーが止まるとサッと降りてコンビニへ向かった。




がんちゃんの好きそうなお酒とおつまみになりそうなものをカゴに入れてお会計へ。



レジが終わってコンビニを出てふと空を見上げたら、綺麗な満月が目に入った。




◆「ただいま。」




岩「おかえり。すみません、車出して下さい。」




タクシー運転手「はい。」




◆「ね、見て見て!今日綺麗な満月だよ。」




私は車内からガラス越しに満月を指差す。




岩「ホントだ〜気づかなかった。」




◆「私、星や月見るの好きなんだよね〜。」




岩「そうなんだ。」




◆「静かな夜によくじーっと見てる。
  ただそれだけなんだけど、癒やされるの。」




岩「流れ星は見たことある?」




◆「流れ星はないの。いつか見てみたいなぁ。」




話しているとすぐにがんちゃんのマンションに着いた。