着信の相手にビックリした。



神様って本当にいるんだ。




◆《もしもし?》




岩《もしもーし!》




◆《がんちゃん…久しぶりだね。》




岩《久しぶり。今家?》




◆《うん、そうだよ。
  あれ?なんか後ろ賑やかだね♪》




岩《ごめん、電話聞こえにくいかな?
  今までスタッフさんと打ち上げしててまだ何人か残ってるから。》




◆《打ち上げってことは、撮影終わったの?》




岩《うん、ま、一応一段落かな。》




◆《一応?》



岩《また来週から次の作品の撮影がスタートするからさ〜。》




◆《役作り忙しそうだね…》




岩《そうなんだよ〜。
 たまに今の誰?って頭の中パニックになっちゃう(笑)》




◆《俳優さんって大変だね。》




岩《でも楽しいよ!またゆっくり話聞いて。》




◆《うん、聞かせて♪》




岩《あっ、そうそう、明日って時間ある?》



◆《明日…。ごめんちょっと予定入ってて…》




岩《そっかー。》



◆《でも夜なら大丈夫だと思う!うん、大丈夫!》




岩《ホントに?やったー♡
  じゃぁ前にいったあのお店に19時待ち合わせしない?》



◆《いいよ♡》




岩《じゃぁ、明日!》



◆《うん、明日ね!
  あの…がんちゃん…》




岩《ん?》




◆《…大好き♡》



岩《俺も大好きだよ♡》




◆《…ありがとう。またね♡》




岩《おぅっ♡またな!》