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春は急激な気温の上昇や低気圧の発生などの気候変動が生じやすく精神的・身体恒常性への負担が大きくなり様々な症状を引き起こします
その中でもめまいのご相談は春には多くなります。
東洋医学では「風」がめまいを引き起こしやすいとされております。
もちろんその他にも原因はございます。(痰湿・気虚・陰虚・瘀血など)
回転性・フワフワ・目のチカチカ・傾いている感覚、強く出る症状・弱く出る症状・安静時だけ出る症状など様々です。
春はやはり風の関与は高く、如何にして風が発生したのかを弁証することが大きな対応の一つとなります。
今までの季節における症状・日常生活・病歴なども考慮いたします。
有名な処方として「脾腎陽虚」のめまいによく使用される苓桂朮甘湯という漢方薬がございます。
梅雨のある日本では湿気が多いために消化器が弱くなりやすいです。
この処方はとても日本人の体質に合いやすい処方であると考えられます。
しかし春のめまいにはこの処方だけで対処できないことが経験上多いです。
この処方では風を完全に排除できないためです。
風は陰虚や臓腑の弱りでも発生し、生活環境でも発生いたします。
血圧が高い方が春に生じるめまいは肝腎陰虚・心悸血瘀などが原因で生じることもございます。
的確にピンポイントに体質改善する漢方処方を用いないと季節や何らかの原因で絶えずめまいに悩まされることとなります。
日本人も食の欧米化や濃い味覚の食生活により脾虚・腎虚が進んでおります。
腎虚に対する漢方薬をご服用いただくことでめまいが改善されている方が多く存在いたします。
漢方薬には効能書の内容が泌尿器の内容や滋養強壮などとしかないものがほとんどです。
当店でも「めまいのことが記述されていないのに本当に効能がございますか?」というご質問が多くございます。
ご服用いただいていると体質が変わり徐々にめまいが起こりにくくなります。
お悩みの方はぜひ一度ご相談いただければと思います。
もしよろしければホームページご覧下さい。www.e-ichiyoshi.jpです。
よろしくお願いいたします。