今日もブログを拝見いただき誠にありがとうございます。
鹿の角について記述いたします。
鹿は北海道では比較的身近に存在いたします。
多くの種の鹿の角は生命力に溢れ漢方薬・民間療法など様々な方法で使用されてきました。
鹿肉だけでも滋養強壮や貧血などにも効果がございますが、鹿の角は部位ごとに効能が異なり
乾燥させ保存も可能であるために大変価値が高いものです。
私も以前蝦夷鹿の鹿茸をいただいたたことがあり服用いたしましたが十分に効果がございました。
・角の根元の角化していない部分(切断すると少し出血するくらい)を鹿茸(ろくじょう)
・角化した部分を鹿角(ろっかく)
に大きく分けられます。
用途に応じて服用しやすいように加工した
・鹿角膠(ろっかくきょう、鹿角を煮詰めた膠)
・鹿角霜(ろっかくそう、鹿角膠を除いた余り)
がございます。
鹿の角は様々な薬店・薬局で原材料として使用されている製剤がございます。
価格もやや高価です。
お身体を温める効果が高く低体温・頻尿・遺尿・不妊・疲労・骨粗鬆・冷え性・腰痛・気弱・活力がないなど
主にホルモン系に作用しやすいものです。
東洋医学的には補腎陽の効果があると考えられます。
当店では鹿茸はホワイトリカーに浸して少量ずつご服用、鹿角は少し沙してホワイトリカーに浸したり煎じたりして服用
鹿角膠は日常漢方薬服用の際少量ずつ毎日湯に溶かしてご服用、鹿角霜は幅広く煎じたりホワイトリカーに浸けたり
日常の健康管理のために使用されることをお勧めいたします。
鹿茸は効果が出やすいですが温まりすぎて火照る方などには鹿角膠をお勧めいたします。
鹿茸と同じく高価ではございますが温まりすぎず補血作用もあり不妊の方でご服用される方が当店では多いです。
鹿茸は冷えの強きに用い、鹿角膠は冷えと精血の劣るものに用い、鹿角は傷治しにくいものに用い、鹿角霜は健康増進のために用いる
と教えていただきました。
お客様からいただいた鹿角の画像アップいたします。
もしよろしければホームページご覧下さい。www.e-ichiyoshi.jpです。