みなさん、こんばんは。
俳人、玉龍院ヒロキこと山城道霞です。
今日奈良県のなら100年会館で開催された夏井いつき先生(以下組長)の句会ライブに参加しました。いつき組に入ったのは昨年の10月ごろ。なのでYouTubeでの句会ライブは何回か経験していますが、どこかの会場へ行って参加する句会ライブは初めてでした。
奈良駅は何度も通っていましたが、近くにこのような建造物があったとは・・・。
会場には700人くらいの参加者が。小学生だったり、ひょっとしたら90代の方ではないかと思うおじいちゃんやおばあちゃんがいました。いつき組に所属する人は3分の2くらいでした。
お題は2つ。
「ほんのり」と感じさせる句。
「げんなり」と感じさせる句。
どちらかを選び、
○○○○○
○○○○○○○
季語(五音)
か
季語(五音)
○○○○○○○
○○○○○
の型を選んで、十二音のフレーズと五音の季語と取り合わせる。
俳句にはいろんな型がありますが、この型を覚えていたら誰でも俳人になれます。
トーストは
焦げちゃったんだ
風光る
とか
使う季語はプリントの裏に載っています。
5分という制限時間の中、僕が決めていたのは「思い切ってぶつけること」。
俳句で強い瞬間を出せるのは自分の実体験の句を詠んだ瞬間。
なので高校時代、突然の右膝の怪我で夏の県大会の出場を辞退した時の句を詠みました。
黒帯を握る会場梅雨曇 山城道霞
結果は・・・・・・
特選句7句の1句に選ばれました。
「やったーっ!」ではなく、「あーっ、良かった・・・」です。
もう心臓バックバクでした。
「選ばれてください、選ばれてください」とか「そう簡単にはいかないよなぁ」とかもうぐちゃぐちゃ。結果を残せてよかったです。
7句それぞれの評価(会場とか組長とか)を終えて、それぞれの句の評価が終わるたびに作者が解説をしました。
僕は2番目でしたので、「作者はどうぞ立ってください」と組長が言って、僕が立ち上がって、俳号を名乗ると、「アンタだったの‼」と組長ビックリ(笑)。
「ひょっとして山の城に道に霞の“山城道霞”?」
なんと僕の俳号を覚えていてくださったんです。
僕がどのような思いで作句、投句したのかと言うと、
「そういう経験をしているのなら、その実体験だけで100句詠まなくてはっ‼」
と毒舌風アドバイス。
確かに、1つのお題に対し100句詠んだことがありません。
俳句ではたくさん詠んでたくさん捨てる「多作多捨」という考えがあります。
たくさん詠んでいくと、自然と納得できる俳句を詠めるのです。
もう少し作句の時間を増やし、まずは50句以上詠むことを目指します。
山城道霞の俳句道はまだまだこれからです。
精進します。
ちなみに、特選の句を詠んだ作者には組長のサイン入り句帖と名刺をいただきました。
組長、ありがとうございます
日日是好日
今このときを大切に。