「鬼に訊け‐宮大工・西岡常一の遺言」 | motoの徒然なるままに…Ⅱ

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日々是好日日記
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シネマアネックスで平安閣スタッフ9名で鑑賞しました。

「宮大工というものはまず土のことをよく知らないといかん。土を知ってはじめてそこから育った木のことがわかる」

私は2011年公開時にシネマディクトで既に見て感動しました。まさに匠の技。棟梁は鬼面というより菩薩顔でしたが、胸に秘めている信念はピカイチで怒気迫るものがありました。何も言わなくても本物には感じるものがあります。自分に厳しい人ほど他人は優しく接するものです。薬師寺伽藍復興にまさに命がけで取り組み偉業を成し遂げました。1995(平成7)年4月11日、86歳の臨終まで薬師寺の寺大工として全うした西岡常一棟梁の姿を私は自分の感動というカンナで刻みました。そしてそのカンナの刃を毎日研ぎ続けます。

「神仏をあがめずして社頭伽藍を口にすべからず(口伝)」