「新幹線開業へ向け青函で映画製作を」 | motoの徒然なるままに…Ⅱ

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本日東奥日報夕刊「明鏡欄」に投稿が掲載されました。御笑覧くださいませ。

 

「新幹線開業へ向け 青函で映画製作を」

 

 1月19日、あおもり市民100人委員広聴会が、ねぶたの家ワ・ラッセで開かれた。テーマは「北海道新幹線開業に向けた取り組みについて」。青森市観光アクションプランに基づいて市長に直接提案する場である。私は青函共同製作映画「ふたり~赤い糸の伝説~」(仮称)を提案した。

 ◇青い海公園に青森、函館両市のツインシティ提携20周年を記念して制作した「赤い糸プロジェクト」モニュメント「ふたり」がある。太宰治が小説「思ひ出」の中で、弟礼治と青森港桟橋から海峡を渡る連絡船を眺め、運命の〝赤い絲〟について語り合った挿話を基に、互いの絆を強める像として両港に設置したものだ。それをヒントに、トレンディな脚本家と監督に依頼し、青函を中心にアジアまでロケ地にした現代版のラブロマンス映画を製作するという提案である。

 ◇主要キャストに青函出身の俳優、市民エキストラ、韓流スターを起用。ロケには祭りなども取り入れて青函の有名スポットを織り込み、作品を広く国内外にPRする。特にスキーや温泉に関心が高い韓国を中心にアジアに向けて情報発信すれば、ロケツアーの集客も期待できる。製作費は国からの芸術文化助成金や地方再生予算を中心に、実行委員会を組織してスポンサー企業を募る。〝青函観光の光〟をアジアまで照らし、広域連携による相乗効果で交流を深めることを期待する。そのためにも官民の一層の情報共有化が必要だと感じた広聴会だった。愚痴を言うか、夢を語るか、主役はもちろん新幹線という「赤い糸」で結ばれた青函の地域住民である。

  (青森市・船橋素幸)