日本経済新聞「医出づる国」 | motoの徒然なるままに…Ⅱ

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日々是好日日記
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友人の食道がんや桑田佳祐さんの食道がんからの復活など、あるいは仕事柄身近な話題として切実に思います。がんは日本人の死因の3割(2013年度約36万4千人で1981年に脳卒中を抜き死因第1位)。5年生存率は6割まで上がってきました。厚生労働省の調べでは働くがん患者は32万5千人。企業の損失も大きく「病気の治療と仕事の両立が日本企業の課題」だと学習院大学の今野教授は言っております。2012年度からがん対策推進基本計画で「がん患者の就労支援」が盛り込まれました。それに加え、「働けるのに働けない」介護離職者は年間10万人。働きながら介護する人は約240万人にもなります。NHKスペシャルでも問題提起があった10~20代で親や祖父母の介護を任され、学業継続もできない「ヤングケアラー」も目立ってきているとか。
がんと長く付き合うには、国の施策はもちろんですが、医療、介護、企業、家庭などトータルなサポートが必要ですが、ケアする人をケアすることも大事です。まずは当事者意識を持つことから。