
今日の日経「春秋」で取り上げられてました。
8月朔日(ついたち)に吉原の遊女たちが白無垢を着ている情景を「八朔の雪」と言うそうです。高田郁さんの人気時代小説シリーズ「みをつくし料理帖」の中に出てきます。伝統的な日本の年中行事の世界では大切な日でありました。また江戸幕府でも正月とならぶ重要な日と位置付けられました。大名や旗本は毎年、白帷子に身を包んで江戸城に参上し、将軍家にお祝いを述べたそうです。
白い着物を雪に見立て涼を味わおうとした江戸っ子たちの粋に学びたい(日本経済新聞「春秋」)
冠婚葬祭の基本カラーは「白」でした。葬式も白が基本色です。純潔、無垢、再生、輪廻…白は尊い色です。