「人生の穴」 | motoの徒然なるままに…Ⅱ

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日々是好日日記
2006年9月:gooブログでスタート
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朝から元ノートルダム清心女子大学学長の渡辺和子さんのエッセーを読みました。

「人生にはよく穴があくときがあります。穴があいたがゆえに、あくまで見えなかったものをその穴から見ることなので、たとえば深い井戸の底に水がたまっていると、白昼でも、星影がそこに写るという、この事実を忘れないでいましょう。私たちはともかく、穴があいてしまうと取り乱すけれども、苦しみというものは通りすぎてみると、案外、その苦しみがあってよかったというものになることがあります」と言われております。人間は思うにならないから有り難さを感じるものです。感謝の反対は当たり前。

苦しみの最中にいると
苦しみはもうなくなって
ただ生きるということだけだった
(八木重吉)