
「おまえさん、あんまりおまえさんが誰かを崇拝したら、ほんとの自由はえられないんだぜ」(スナフキン)
『ムーミン谷の仲間たち』(トーベ・ヤンソン著、山室静訳、講談社文庫)より。
心から尊敬できる相手や夢中になれる相手がいることは、素晴らしいことだし楽しいことでもあります。しかし、それが身近な人物であれ有名人であれ、あまりにも夢中になりすぎると、振り回されて自分で自分を窮屈な状態に追い込んでしまいかねません。崇拝の対象が身近な人物だとしたら、相手にとってもいい迷惑です。謙虚に学ぼうとするのは大いに結構ですが、すべてを頼ってしまうのは大人として怠惰な姿勢と言えます。
Do not do to others what angers you if done to you by others.
他人からされたら怒るようなことを人にしてはいけない。