「メメント・モリ(memento mori)」「メメント・モリ(memento mori)」というのは中世の言葉で、ラテン語の「死を忘れるな」という意味であります。自分の死がもう間近に迫っていると知れば、残された日々をどう生きるかを考え、限りある命を精一杯生きるでしょう。人が自覚的に生き始めるための一番強いきっかけは、死を知ることであります。死を見つめることは良く生きること。仏教でいう「死生一如」であります。「弾の軌道が目標で終るように、人生は死で終る」(ユング)