

東北の被災地を勇気づけようと、北前船を復元した「みちのく丸」が19日に太平洋を巡る旅に出港します。「みちのく丸」は全長32メートル、総重量150トンの和船です。江戸時代から明治時代にかけて日本海で荷物を運んでいたとされています。18日は船頭の木村透さんが青森市役所を訪れ、鹿内市長に出港を報告しました。「みちのく丸」には5人が乗り込み、岩手県の釜石港や宮城県の女川港、福島県の小名浜港など、8つの港を訪れます。訪問先では市町村長から復興に向けたメッセージを受け取り、復興庁に届けます。「みちのく丸」は19日に青森港を出港します【青森朝日放送】
みちのく丸
MICHINOKU MARU北前船[展示用帆船]
船主 (国籍) (財)みちのく北方漁船博物館財団(Japan)
建造所 青森市内
起工 2004.7.5
進水 2005.11.10
引渡 2005.11.10
船級 JG
全長 32.0m
全幅 (Boa)8.5m
深さ (Dmld)3.0m
載貨重量 abt.150t(千石積)
乗組員数 未定
旅客数 未定
船型 弁財船
その他 帆柱までの高さ:28m
特記事項 ①財団が運営する「みちのく北方漁船博物館」は、国指定重要有形民俗文化財67隻の和船を中心に200隻以上の木造船を保存、展示する国内最大級の木造船の博物館。②北前船は、江戸時代を中心に、日本海海運の主力となった廻船で、大阪を起点として年一往復で日本海沿岸と蝦夷地(北海道)の湊を結び、各地で物資を売買して利益をあげる船として活躍。③今回建造に携わった船大工は総勢16名(岩手県大船渡市の「気仙船匠会」から7名、北海道から4名、地元青森県から5名)。④主な使用木材;杉 (樹齢150年・青森県)→根棚・中棚・外艫他、杉 (樹齢200年・岩手県・立木伐採)→帆柱、米松(樹齢150年・アメリカオレゴン州)→航(敷)・戸立他、欅→笠木・車他、楢→車立の胴他、桐→帆摺管