

「もしかしたら他人の誤った行いの責任は、私たちにあるのかもしれません」
【解説】
相手が一見「正しくない」と思える行動をとっていたとしても、どういう理由やいきさつで、そうしているのかはわかりません。たとえば、マザー・テレサが出会ったあるアルコール依存症の人がアルコールに溺れたのは「誰も愛してくれない事実を忘れたくてのことだった」とか。相手を非難する前に、自分自身を見つめる必要があると彼女は言います。職場の中に、やることなすこと気に食わない同僚がいる場合は、その原因や責任は自分にあるのかもしれないと疑ってみましょう。
人は自分の鏡です。自分のモノサシで、他人を計ったら誤解を招きます。人を責める前に自己観照です。
他人のものさし 自分のものさし それぞれ寸法がちがうんだな (相田みつを)