【三界無安】火宅の人…今の自分の置かれている状況を示している説法があります。「三界安きこと無し、猶(なお)火宅の如(ごと)し」【「法華経」譬喩品(ひゆぼん)】現世は苦痛に満ちていて、少しも安心ができないということ。「火宅」とは、仏教説話の用語で、「燃え盛る家のように危うさと苦悩に包まれつつも、少しも気づかずに遊びにのめりこんでいる状態」を指す。家宅の人が火宅の人ならないように、方便を必要としているような気がします。