寺山修司「人形たちの夜」 | motoの徒然なるままに…Ⅱ

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日々是好日日記
2006年9月:gooブログでスタート
2025年9月:Amebaに移行しました


年をとったら、人形と一緒に暮らしたいと思います。

歌ったり、浴槽に入ったり、ホフマンの童話を読んだり、レスボスの果実をむさぼったり、ぼくの肩をもんでくれたりする、自動人形たち、沢山と。

パリのサンジェルマン。リュニヴェルシテ通りにある小さな人形屋の店先で考えました。

ぼくは人形となら、うまくやっていけそうだ。

だが、ぼくと暮らす人形たちは、セルロイドや蝋細工では困る。

キャロルの写真集に出てくるような、血のかよった人形がいいのだ、と。

『人形たちの夜』