「雛まつり」 | motoの徒然なるままに…Ⅱ

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日々是好日日記
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「うれしいひな祭り」
山野三郎 作詞
河村光陽 作曲
昭和11年(1936)

あかりをつけましょ
ぼんぼりに
お花をあげましょ
桃の花
五人ばやしの
笛太鼓
今日はたのしい
ひな祭り

金のびょうぶに
うつる灯を
かすかにゆする
春の風
すこし白酒
めされたか
あかいお顔の
右大臣

お内裏様と
おひな様
二人ならんで
すまし顔
お嫁にいらした
姉様に
よく似た官女の
白い顔

着物をきかえて
帯しめて
今日はわたしも
はれ姿
春のやよいの
このよき日
なによりうれしい ひな祭り


初めて全部の歌詞を知りました。とてもかわいい雅な歌です。

「雛祭り」の起源は京の貴族階級の子女が、天皇の御所を模した御殿や飾り付けで遊んだ平安時代の「雛あそび」が始まりとされております。やがて武家社会でも行われるようになり、江戸時代には庶民の人形遊びと節句が結び付けられ、行事となり発展して行きました。その後、紙製の小さな人の形(形代)を作ってそれに穢れを移し、川や海に流して災厄を祓う祭礼になりました。この風習は、現在でも「流し雛」として残っております。
元々は、5月5日の端午の節句とともに男女の別なく行われていたが、江戸時代ごろから、豪華な雛人形は女の子に属するものとされ、端午の節句(菖蒲の節句)は「尚武」にかけて男の子の節句とされるようになりました。
日本の大切な文化を継承させていきたいものです。文化とはい「見えない心」であります。子どもたちの健やかな成長を願いながら一族郎党あげて、お祝いしたのでしょうね。行事には意味があります。今夜は白酒(マッコリ)でお祝いしたい気分です。


いきいきとほそ目かがやく雛かな   (飯田蛇笏)